策士、ドン·クリーク!
本編に戻って来ました。
朝になった。昨日は色々有ったな~……拳人に会ったし、池本って人にも会ったし……西田と創造神、元々同じ人物じゃねぇの?似てる何て物じゃねぇ……馬鹿は何処にでも居るんだな……さて……
[ショウジ、起きて来たな]
「おはよう、ショウジ!」
「ご飯食べましょう!」
「なかなかいける……上手いぞ」
「じゃあ、俺も頂くとするか……エモン、ドン·クリークを潰すのか?」
「無論……日を見るより明らかだな……」
[ドン·クリーク?]
「魔王の四天王の1人らしい……この辺を支配してんだってさ」
「なら、僕達も頑張らないとね!…ね、アリム?」
「はい、頑張ります!」
「……頑張る必要有るかな?……エモンとガッさんでやるんだろ?……ボテ助と昼寝でもしてるかな?」
「ショウジ、それはないんじゃないの?」
「平和の為ですぅ!」
しかしな~……エモンとガッさんが相手となると……大体は加勢が必要ないぞ!……弱い者イジメになってしまう……どうしよう……
朝食を食べ終わると、みんなでガッさんの所に行った。エモン、本気でドン·クリークを倒すつもりの様だ。心配ないさ~♪
「ガッさん、調子はどうだ?」
「おお、エモン!いつもと変わらんさ」
「……エモンがドン·クリークを倒すつもりらしい」
「ドン·クリークを?……倒せるなら、俺もそうしたいのだが……」
[何か有るのか?]
「……策士という事は分かっている……どうも、一筋縄ではいかなそうだ……」
「大丈夫じゃないの?この面子だよ?」
「トッカ、お前は入ってねぇけどな!」
「ウグッ……酷いよショウジ……」
「でも、策士は引っ掛かりますぅ!」
「ここで話していても埒が明かない……直接、確認するのが1番だと思うが?」
[賛成だな……直接見れば分かる]
「うん、やっつけよう!」
「私も頑張ります!」
「しかし……その間のここの守りは……」
「大丈夫だ、ボテ助が居る。な?」
[俺がやるのか?]
「エモンとガッさんは参加だろ~、俺は主人公だから、当然参加!……お笑い担当と癒し担当は外せないから……やっぱりマスコット担当に頑張って貰わねば!」
[……はいはい、やればいいんだろ?……ショウジは強引で言い出したら聞かないからな~……まぁ、俺が残るんだ。安心しろ!]
[ポワン!]
おお!ボテ助が羽の生えた虎になった!……少しはやる気出した様だ。良かった良かった。
「さてそれでは……ドン·クリーク退治といきますか?」
「待て、ドン·クリークは何処に居るんだ?」
「確かに……ショウジ、知っているのか?」
「僕も知らない」
「私も知らないですよ?」
「馬鹿だな~、任せろよ」
リサーチ、レベルMAX!……
ここから北に約20kmに有る洞窟の中に標的は潜んでいる。
名前:ドン·クリーク
魔王の四天王の1人であり、アーバンの町を含む一帯を支配している。
魔法を上手く使い、肉体もそれなりに強い。相対すると、なかなか厄介な相手である。
実際の戦闘意外に、色々と策を仕掛けて来る。この策も厄介であり、本人の強さと相俟って討伐を困難にしている。
魔王が実際に行った事で成功と呼ぶに相応しい数少ない事例の1つ。
ほうほう、なかなかやりそうだな……とはいえ、最悪は洞窟ごとクラッシャー·キャノンで吹っ飛ばせば解決だしな!
「とりあえず、ここから北に20kmの洞窟だな!さっさと行って片付けて来るとしようか?」
「ここから20kmの洞窟か」
「真っ二つにしてくれる」
「この3人と一緒なら、問題無いね?」
「はい、安心ですぅ!」
何はともあれ、ドン·クリーク討伐といくか!
とりあえず、俺達は北の洞窟に向かった。今回のパーティ……エモンとガッさんが居るから、それだけで大丈夫だとは思うんだが……気になるのは、リサーチでの言葉……策士……さて、どんな物か……
洞窟には着いたんだが、どうにも胸騒ぎが……
「どうした、ショウジ?怖じ気付いたのか?」
「ガッさん、ショウジはこのくらいでは……本当にどうしたんだ、ショウジ?」
「珍しいよね、ショウジが静かなの?」
「本当にどうしました?」
「別に……策士というのが気になってね……しかし、ここで悩んでも仕方ない……皆の者、先を急ごうぞ!」
「突然お爺ちゃんみたいな言葉……ショウジはよく分からないな~……」
「お前さん程度に分かってたまるかね!ホレホレ、先を急ぐぞ若者よ!」
「……多分だが、ショウジが1番若いんじゃないか?」
「ガッさん、お目が高い!」
「うるさいぞ、助さんに格さん!八兵衛は調子に乗り過ぎじゃ!お銀、八兵衛を懲らしめて上げなさい」
『はい、ご老公様!』
「……何でみんなで悪乗りに乗っかってるの?」
「口が過ぎますよ、八兵衛!」
「僕は八兵衛なんだ……」
細かい事は、きっと中に入れば分かるだろ……ちっちゃい事は気にするな!それ……いや、気にしないといけないと思う……今回は……
洞窟の中を進んだが……おかしい……魔物が全く居ない……何を企んでいやがる……うん?目の前に3つの扉?
[よく来たな、冒険者よ……儂を倒したいなら、その扉を開けて進むが良い。それぞれに別れて進めば、必ず誰かが儂の元に着く。正解の扉は1つだ。よ~く考えると良い」
「この声の主がドン·クリークか……」
「扉は3つ……どうする?」
「簡単だ。3つのパーティに別れて進むだけ……何処を選んでも、やられる事はないだろう……一応だが、俺達3人は別れて、トッカとアリムは誰かに着いて行くのがいいだろう……トッカにアリム、誰と行く?」
「私は……エモンさんにします。唯一魔法が使えませんので……」
「だったら、僕はガッさんだね!」
「トッカ、何故に即答なんだ?」
「当たり前じゃないか!ショウジだったら、絶対に僕を危険な目に合わせるだろう?僕だって馬鹿じゃない!」
チッ、バレてやがる……このクソチビトッカめ……
「パーティは決まったな……では、俺は真ん中の扉を行くとしよう……おチビさん、よろしくな」
「おチビは余計だ!」
「叱らば、我は右の扉を……」
「頑張りましょう、エモンさん!」
さて、俺は左っと……どうなる事やら……
少し進むと、うん?……何やら怪しい人影が……
[ボワン!]
おう?……俺?
「貴様は誰だ?」
【俺はショウジ……つまり貴様だ!】
[自分のコピーとの戦い、なかなか厳しい物だぞ!……検討を祈る]
「成る程……しかし、コピーは何処まで出来るのかな?」
【どうだろうな?コピーが出来なかった事はないんでな……あっちの2組も今頃大変だろう】
「あっちもか……楽しそうだ……さて、少し試させて貰うぞ」
うん?[石の拳][銅の拳]に加え、「銀の拳]が追加されてる。よし、[銀の拳]と[一撃]を選んで……[必殺の一撃]?……これも成長したのか?
「では、とりあえず攻撃と行くか……クラッシャー·パンチ!」
【無駄だ、俺はお前……何?容量が足りないだと?……ば、馬鹿な……う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!】
[ドズゥン!]
呆気ない幕切れだね……そもそも、こんなチートをコピー出来たら……魔王を手下にするよね!…予想通りの結果だな!さて、先に進むとしよう。
面倒だ……この道通りに進むと、変な事が起きる。当たり前なのだが、これが策なんだろう……喉が痛くなったり身体が重く感じたり……いや、俺の気持ちが落ちてるだけなのかも……病は気からと言うしな~……トッカを馬鹿にしてないから、ストレス溜まってるのかもな~……ええい、八つ当たりだ!
[ドガン!]
道無き所に道を作る!壁を壊して先に進んでやる!策を弄せまい!
おや?ここは何だ?……変な扉だな……
[ギィィィィ]
「よくぞここまで来た物だ……壁を壊しなから突き進むとは考えなかったがな]
「……察するに、ドン·クリークかな?」
「如何にも……随分冷静だな?」
「まぁね……この画面は何だ?」
「丁度良い、他の2組を見るとしようか……」
あれ?テレビみたいな画面に、エモン達とガッさん達が写った……何だこれ?
「水晶の力を増幅させ、画面に写し出している。この2組の行く末、一緒に見届けるとしようか?」
「いいねぇ!楽しみだ!……苦戦したら楽しいのにな~……」
「……さっきから思ったのだが……やけに余裕だな?」
「それはお前もだろ?俺を前にして、その態度だからな」
「儂には秘策が有るのでな!」
「秘策ねぇ……今のお前がホログラフィーという事も含めてか?」
「……気付いていたのか?」
「まぁね!」
「侮れない奴だ……」
「そうかい?じゃあ……為になったね~、為になったよ~!だな?」
「……よく分からないが?」
「そのうち分かるさ」
さて、この画面からみんなを見るとするか……何でそんなに余裕かだって?……だってさ、最悪この洞窟を[破壊]すれは無問題だろ?……最後はどう転んでも、俺の勝ちさ!……巻き込まれる奴が居たら……ごめんねごめんね~!
これから……




