創造神の我が儘?
創造神の願いとは?
「頼み事って何だよ?」
「実はな……俺にはファンが居て……」
「ファン?……何だよそれ?」
「別にいいだろ!俺だって人権有るんだしよ!」
「人権!?……お前に有るのか?」
「有るよ!」
創造神、本当に頭がおかしいのか?
「で、そのファンと俺に何か?」
「そのファンの知り合いがさ~……どうやら、ショウジの友達らしいんだよ」
「俺の友達?誰だよ?」
「今から呼ぶからさ、上手く話をしてくれよ~?…な、頼むよ!」
「上手く話って……どんな話すればいいんだよ!」
「まあまあ、来てからだな……よし、呼ぶからな!」
創造神の手が光ったな……おう?人影が……あれ?
「何だ?ここ何処だ?」
「よう、拳人!」
「うん?……庄司、磯貝庄司か?」
「おう、久しぶりだな!」
「お前……死んだんじゃ……」
「おう、そっちの世界ではな!」
「そっちの世界?」
「その辺は、創造神から説明が有るだろ」
「おす、オラ創造神!」
「……この乗りの軽いのは誰だ?」
「創造神だって言ったろ?ショウジの友達に間違いないな、大分馬鹿だ!」
「この野郎~、本気で殴るぞ?」
「そうだ、やっちまえ!」
「野蛮な事は辞めろよ~、本当に困った奴だな~……」
「「困った奴はお前だ!」」
「それよりだな、ショウジ上手く話してくれよ!」
「何をだよ!」
「俺はだな、池本純也さんのファンなんだよ!……会いたいんだよな~!」
「池本?誰それ?」
「池本さんを知らないのか?……お前、本当にあっちで生きてたんだよな?」
「何なんだよ、本当に!……拳人、分かるか?」
「分かるよ~、俺の憧れだよ」
「そうなのか?」
「それでなんだがな……池本さんに会いたいんだよ!」
「自分で言ってるじゃねぇか!」
「……池本さんについてなら、西田トレーナーを呼んだ方がいいんじゃないか?一応、対戦した事有るみたいだし」
「西田トレーナー?……変な名前だな?」
「トレーナーは職業だ!馬鹿!」
「庄司、こいつ本当に馬鹿だな?」
「おう、本当に馬鹿だ!」
「お前等~……少し待ってろ!」
創造神の右手が光った。またも人影が……
「あれ?ここは誰?俺は何時?」
「……ツッコミませんよ……西田さん、用事が有るらしいですよ?」
「あれ?甲斐?……そっちに居るのは……そうか、俺の功績にご褒美をくれようと神の使いが……みすぼらしいな?」
「この馬鹿が西田トレーナーとかいう奴なのか?」
「褒めるなよ……」
「褒めてねぇ!……こいつ、大丈夫か?」
「お前といい勝負だろ?」
「……五分五分だな……」
「おい、どうみてもそっちのが馬鹿だろ?」
「そこのお人、知ってるか?……馬鹿って言った方が馬鹿なんだよ!や~い、ば~かば~か!」
「ムカツク~……ショウジ、この世から消していいか?」
「……お前もあんな風だぞ?」
「所でさ~、俺に何くれんの?」
「西田さん、そういう話じゃないですよ!」
「そうなの~?…要件何?」
「……何か、こいつに頼むのは嫌なんだけど?」
「だから、お前と変わんねぇっての!」
「……確かに似たり寄ったりだな……庄司、お互いに大変だな?」
「そうなんだよ~、こいつ馬鹿過ぎてさ!」
「まあまあまあ、話が見えないが頼みが有るみたいだが?……とりあえずは教えてくれよ?」
「そうだな~……創造神が池本って人に会いたいんだってさ」
「池本に?奇特な人だね?」
「そうなのか、馬鹿?」
「奇特じゃねぇし、馬鹿じゃねぇ!……とりあえずだな、俺は会って話がしたいんだ!」
「だったら、直接こうやって呼べばいいだろ?」
「おお!あんた、なかなか賢いな!」
「だろ~……能有る鷹は鷹の爪が好きってな!」
「西田さん、ことわざになってませんよ……」
「それも考えたんだけどさ~……池本さん、凄く怖そうだろ?」
「確かに池本さんは怖いな……変な事したら、一喝来るな!」
「だろ~……いきなり怒られたら、俺立ち直れないよ~……」
「落ち込む事有んのかよ?……何だったら、俺みたいにこっちの世界に連れて来ちゃえばいいじゃん!」
「そうもいかんのだよ~……本来、俺はあっちの世界には関われないんだ」
「俺の事は?」
「ショウジは特別……実は、元々はこっちの世界の人物なんだよ~……俺のミスであっちの世界に……」
「そうなのか?」
「不思議に思わなかったか?……お前、至近距離からシュートを打たれても、何とかなると感じてただろ?」
「おう、俺の才能だと……」
「能力なんだよ、今のな……その片鱗のせいなんだよ……」
「おい、深い話は後でやって貰ってだな……池本さんをどうするんだよ?」
「勿論、会うに決まってるだろ!……頼む、ここで上手くフォローしてくれ!」
「よく分からんが、とりあえず頼むよ拳人!」
「え~……しょうがねぇな~……」
「俺はどうするかな~?」
「お前はいいや、使えなさそうだし!」
「おい、そこのコスプレ馬鹿親父!言葉が過ぎるぞ!」
「あんた、なかなか頭が回るね!……コスプレ馬鹿親父……エモンに教えよう!」
「ショウジ、過ぎるぞ!……そこのアンポンタン馬鹿!黙ってろよ!」
「アンポンタン馬鹿……池本さんに報告しよう!」
「甲斐、池本関係ねぇだろ!そこの薄ら馬鹿、黙ってろ!」
「お前が黙れ、馬鹿の大統領!」
「お前がだ、大王馬鹿!」
「うるせぇ、馬鹿の代表のくせに!」
「お前だろ、天然記念物馬鹿!」
「……庄司、同レベルじゃないか?」
「同レベルの馬鹿……救い様が無い……」
「「ああっ?」」
創造神と西田トレーナーの言い合い、有る意味凄いよ……ここまでの馬鹿が2人も揃うなんてな……拳人も苦労するな~……
「とりあえずだ、池本さんを呼ぶからな!」
『はいはい……』
創造神の右手が光った……あれ?光がゴージャスなんだけど……
「うん?ここは?」
「池本さん!」
「よう、甲斐……西田も居るのかよ~……」
「悪いか!」
「……それで、そっちの方々は?」
「こっちは庄司……」
「はい、拳人の友達でして……隣のこいつが用事有るみたいなんですよ!」
「隣の?」
「は、は、はい、私、創造神と申す者でして……その、池本さんの大ファンでして、はい!」
「そうなんだ、ありがとう。そんなに緊張しないで……」
「あ、あ、ありがとうございます!」
凄ぇ……創造神が直角に頭下げたよ……高校球児か?
「で、要件は何?」
「はい、是非ともお話をしたくてですね……」
「そう、別にいいけど……こっちの2人は?」
「俺達はオマケですけど、庄司は高校の同級生なんで、俺も参加したいですね!」
「甲斐はいいけど、西田は邪魔じゃねぇか?」
「池本~、そんな意地悪言うなよ~……俺と池本の仲だろ?」
「どんな仲なんだ!事と次第によっちゃあ許さんぞ!」
「……大丈夫、俺がKOした仲だから……西田、本当に馬鹿だよな?」
「何だよ~、そうかそうかKOか!……馬鹿な上に弱いのな!」
「弱いとはなんだ!俺はこれでもな~……」
「西田、確かに弱いじゃねぇか?」
「池本、どっちの味方なんだよ?お前程じゃねぇけど、日本タイトルに挑戦はしたぞ!」
「挑戦だけな」
「時に池本さん、こいつはほっといてですね……俺、ラリオスとのタイトルマッチには感動しました!」
「おお、ラリオスとの一戦も見たのか!いや~、嬉しい限りだね~!」
「俺が、いつか池本さんを越えますよ!」
「拳人、口だけだよな!」
「何だよ庄司、どういう事だ?」
「佐伯に負けたもんな?…だろ?庄司君?」
「はい、その通り!」
「うぐっ……きつい一言を……しかし、必ず借りは返す!」
「その意気だ、頑張れよ弟……みたいな奴……」
「池本さん、今俺を……」
「おっとっとって言ったんだよ、貧弱拳人」
「羨ましいな~、俺もそんな話がしたいな~……」
「あんた、名前は知らないけど……悪い奴じゃねぇな、何となく、そんな気がする。余り会う事はねぇかもだけど、お互いに頑張ろうぜ!」
「お、俺に……ありがとう!」
「泣くなよ、胸張って!……よし、右手を握って前に出せよ!」
「こう……ですか?」
「おう、お互いに頑張ろうぜ!」
池本さんが、創造神の右拳に自分の右拳を軽く当てたよ……カッケェな、この人!
「か、感動だ~!俺、生きてて良かった!」
「お前は生きてるだろうよ、図々しいしな!」
「分かる!西田さんと同じ!」
「「酷くねぇか?」」
「まあまあ、それより西田、甲斐の事をしっかりやれよ!」
「分かってるよ……」
「甲斐の友達をお願いします」
「任せて下さい!そこの馬鹿とは違いますから!」
「お前のが馬鹿だろ?このイカレポンチめ!」
「うるさいぞ、カニ味噌が詰まってる男!」
「何だと~?」
「何だ、やる気か~?」
「……確かに似てるな」
「「でしょ~!」」
「とりあえず、俺はこれにて」
「はい、ありがとうございました!」
創造神が直角に頭下げて……本当にファンなんだな……
「じゃあ庄司、俺もこれで」
「おう、元気でな!」
「では、人気者の俺も!」
「お前はお邪魔虫だ!早く帰れ!」
「素直になれよ、コスプレ親父!」
「この野郎~……」
「創造神、帰してやれよ」
「分かってるよ!」
お?創造神の両手が光って……みんな消えたな……
「所で、今日の記憶は?」
「無くなるよ。夢として、少しは有るかもしれないけどな……しかし、池本さん格好いいな!ショウジ、右拳を出せ!」
「嫌だよ~……」
「いいから!」
こいつ、早速影響されてんな……よし!
「ホラ!」
「おう、悪いな!……こうして俺の右拳を……」
「掛かったな!…喰らえ、バーストエンド!」
[ドズゥン!]
「グハッ……ショウジ、この野郎!」
「アッハッハ、またな馬鹿!」
俺は、自分で今の世界に帰るよ!……ハッハッハ、一泡吹かせてやったぜ!……旅はまだまだだな!
厄介な人達の登場でした……




