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何が待つのか最深部!……面倒なら潰すだけ!

洞窟はショートカット!

とりあえずだ、予定では最深部なんだが……どうだろ?……暫く進んでいるが、うん?……奥に扉が……大分厳重な様に感じるけど……


[汝、この扉を開けるに相応しいかテストする]

「テストだってよ、ここまで来て面倒だな?」

[汝、この扉を開けるに相応しいかテストする]

「ここまで来て相応しくないって言われたら……物凄く嫌だね」

[汝、この扉を開けるに相応しいかテストする]

「だからといって、このままはないですぅ!」

[汝、この扉を開けるに相応しいかテストする]

「どんなテスト何だろうな?」

[汝、この扉を開けるに相応しい……

「うるせぇ!少し黙ってろ!」


この野郎!


[ドクワァッシャン!]


あれ?……殴ったら壊れちゃった……な~に、やっちまったな~!


「ショウジ、凄いよ!」

「バラバラ……見るも無惨ですぅ」

「……何と言うか……柔な扉だったね!」

「絶対違うよね?」


まあまあ、とりあえずは中に入ってみようじゃないか?……何が出るかな、何が出るかな、テレテテンテンテンテテン!……綺麗な湖、訳して……って、何故にここに?


「綺麗な湖だね?」

「本当に……でも、これがどうしたんでしょうか?」

「……この湖の水を飲み干すんじゃないか?…頑張れトッカ!」

「どうして僕なのさ?」

「何となく……な?納得だろ?」

「しないよ!」

「汝等、よくぞここまで来た」

「……誰が言った?」

「僕じゃないよ」

「私も違いますぅ」

「こちらだ……よくぞここまで」


湖の上に人影が……女性?……美人ちゃ美人だけど、生意気そうな顔だなぁ……胸がちんちくりんだ……ガッカリだよ、おい……


「よくぞここまで、そなた等に神のご加護を……」

「ガッカリだな、おい……どうしてこんなちんちくりんが……待てよ、ここはハズレじゃねぇのか?」

「いやいや、ここが当たり……」

「ショウジ、ここが正解じゃないの?」

「多分ハズレだろうな!…だって、あんなちんちくりんだぜ?」

「だから、正解だって……」

「ショウジ、ちんちくりんは失礼じゃないんですか?」

「そうだよ、あの人だってなりたくてちんちくりんになった訳じゃないんじゃないの?」

「だ·か·ら、ここが最深部ですぅ!…しかも、私をちんちくりんとは失礼な!……私はここの女神、その名もアンテですぅ!……ここまで来た勇気有る冒険者に神のご加護を与え、魔王討伐に役立てて……」

「要·ら·ね·え!」

「はい?…今何と?」

「だから、要らねぇっての!…大体さ、魔王討伐の役に立つなら自分でやれよ!出来ねぇから頼むんだろ?…それなのに偉そうに上から目線で……お前は何様だ!」

「女神様ですぅ!……折角力を貸そうと思ったのに!」

「それが偉そうだってんだよ!…土下座でもして、どうか使って下さいって言うのが筋だろ?」

「絶対やりませんからね!…女神は偉いんです!……この、大馬鹿男!」

「アッハッハッハ、ショウジ大馬鹿だって…大正解!」

「黙れトッカ!……知ってるか?……他人(ひと)の事を馬鹿って言う奴の方が馬鹿なんだよ!や~いや~い、バ~カバ~カ!」

「この男~……もう許しません!」

「許さないと何なんだよ?…別に許して欲しくねぇわ!」

「……後悔しなさい……ダレポート!」


うん?……お?……一瞬で外に?……魔法かな?


「外に出たよ?」

「洞窟から一瞬で……凄いですぅ」

「おい男、覚悟なさい!」

「失礼な奴め、俺はショウジだ!……あんた確か……オカマだったかな?…アンテ~!」

「……完璧に馬鹿にしてますね……絶対に今のは[何て~]と言おうとしてましたよね?……痛い目を通り越して大怪我になるかも、もしかしたらこの世から……いや、その方がこの世の為……覚悟なさい!」


うん?…自分の右手に向かってブツブツと……こいつ、大丈夫か?


「異空間にご案内致します。これで、周りには被害は一切出ません」

「本当かよ?……嘘臭ぇ……」

「本当に失礼な人ですね?」

「お前よりかはマシだ……アリムにトッカ、下がってて」

「ショウジ、お前が悪いんだから謝れよ」

「今回は、私もトッカの意見と同じです」

「いいや、俺は悪くない!……どうも気に入らねぇんだよな、分からせねぇとな!」

「話はいいですか?……それでは、神の攻撃を喰らいなさい!」


お~お~、なかなか大きい炎だな……ファイヤーボールじゃ無理だな……しかし、このくらいじゃなぁ……とりあえず、[銅の拳]と[圧縮]を使って……


「何ですと?……私の攻撃を受け止めた?」

「攻撃?…お戯れじゃなくて?」

「この男……神の雷!」


来た来た、この一撃に圧縮球を……ゴーシュート!


[ドゴォ~ン!]

「うわぁ!」

「きゃ~~!」

「わふっ……」


狙い通り、爆風が巻き起こって……あれ?…自称女神が吹っ飛んでるぞ?……まぁ、構わねぇか……よし、両手をくっ付けて……カ○ハ○波なんて言ったら、流石にまずいな……とりあえず[破壊]だな……


「ば、馬鹿な……神の力を人間が……」

「ウワッハッハッハ、驚くのはこれからだ!…というより後悔しろ!…あの世でだがな!」

「あ、あ、待って、待って下さい……」

「もう遅い!…喰らえ、クラッシャーキャノン!」


なかなか格好いい名前でしょ?今考えたの!……流石に当てる訳にはいかないよね、頭の上10cmを狙って……威力も10%くらいでね……そ~っとそ~っと……


[ドグワアアアアァァァァァァァァ!]


しかし、相変わらず凄い威力だな……異空間もぶっ壊れたみたいだし……あれ?女神が腰抜かしてるみたいだな?


「あ、あ、あ……」

「残念、少し的が外れたな?」

「こ、こ、殺す気ですか?」

「そっちの出方次第……お前、オシッコ漏らしてるぞ」

「え?あ?…み、見ないで~!」

「見ないでって……もう遅いぞ?……しかし、まさか女神がお漏らしかよ……」

「しょ、しょうがないでしょ!……あ、あんなの出されたら……」

「あんなのって……それでもお漏らしはな~……本当にないわ」

「ショウジ、大丈夫ですか?」

「しかし、凄いよね!」

「おい、見ろよ!お漏らししてるぞ!」

「「え?」」

「ちょ、ちょっと、武士の情けは……」

「俺は武士ではない!」

「そ、そんな……エグッ、エグッ……ウワァ~~~ン、酷いよ~!」

「あ~あ、ショウジが泣かしちゃったよ……」

「ショウジ、女の子には優しくですぅ!」

「喧嘩売ったのは、そっちからだぞ?」

「ウワァ~~~ン」

「許してやりなよ、ショウジ」

「そうですぅ!」

「エグッ、エグッ、許してくれるの?」

「許してオシッコ、やらないお漏らし、訳でも失禁、ないんだけどな~パンパース!」

「ウワァ~~~ン!」

「ショウジ、流石に酷いよ」

「無理矢理傷付く言葉を入れて喋らないで下さい!」

「分かったよ、しょうがねぇな……」

「エグッ、エグッ、本当に?」

「本当本当……しかしな~、この2人の口止めをしないとな~……ご加護を貰えば黙っておくよな?」

「僕は別に……誰にも言うつもりはないし……」

「私も誰にも言いません!」

「どうする?」

「やります、やらせて下さい!……その前に、着替えていいですか?」

「はいはい、それくらいは……俺って優しいな?」

「それはないよ!」

「酷い男ですぅ!」


あれ?…おかしいな……お?…着替え早ぇ!


「では……お2人に神のご加護を!」


お?…アリムとトッカの周りが光って……成る程、これが神のご加護か……


「こ、これでいいですよね?」

「僕は大丈夫!」

「私も……ありがとうございます」

「ではショウジ……」

「はい?…ショウジ様だろ?」

「え?」

「約束したのはこの2人!…俺は約束してないも~ん!ケッケッケ!」

「そんな~……」

「ショウジ、悪い顔してるよ?」

「許して上げて下さい!」

「しょうがねぇな~……これからは気を付けるんだよ、女神チビル!」

「アンテです!…絶対秘密にして下さいね!」

「チビルって改名したらな!」

「しません!」

「強気だな?」

「いや、あの、その……お願いします、ショウジ様!」

「そうそう、素直になりなさいね……結構結構」


とりあえず、この洞窟は攻略だな……しかし、魔界には通じてないか……


「女神チビル」

「アンテです!」

「魔界に通じてる洞窟を知らないか?」

「魔界ですか……何処かに有るとは知ってますが……私では分かりません……」

「使えねぇな~、やっぱりチビルに改名しろよ!」

「嫌ですよ~……後、ショウジは何するか分からないから、私も同行します」

「同行?どうやって?」

「私は姿が小さくなれます」


おうおうおう、本当だ!……虫けらの様に潰せるな……


「潰さないで下さいよ!」

「はいはい……お漏らし厳禁な!」

「なっ……黙って下さい!」

「女神が同行……」

「物事いパーティですぅ!」


面倒な奴がパーティに……何かに使えるのか?……とりあえず、トルッカに戻ろうか……


「私が魔法で……テレッポ!」


おう?…一瞬でトルッカに……やるなチビル改めアンテ……


「アンテ、とりあえずは元の大きさで」

「そうですね、分かりました」

「アンテさん、今日はこのまま宿屋に泊まりましょう」

「疲れたし、いいよね?」

「私、1度泊まってみたかったんです!」


どうやら、本日は宿屋でお泊まりだな……しかし、少し気になるな……この~木何の木気になる木~♪……あの歌好きなんだよね~……


みんな疲れたみたいだな?もう寝てるよ……さて、少し外に……誰も居ないな?


「創造神!」


辺りが暗くなったな……


「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ~ン、創造神でごじゃる!」

「……変な物を見てないか?」

「クシャミで壺から飛び出す魔王の話を少し……」

「影響され過ぎだろ!……しかし、洞窟のヒントは無いのか?」

「ヒントか~……クイズ、ヒントでピント!…第1問!」

「おい!」

「……悪い悪い、最近テレビが面白くてさ!」


こいつ、何がしてぇんだよ……馬鹿に拍車が掛かってんな!


「本当にヒントは無いのか?」

「う~ん……北の外れとしか思い出せない……」

「北の外れか……どっちにしても、暫くは旅を続けないとだな……」

「しかしだ、アンテは可愛いだろ?」

「生意気なだけだろ?」

「そうか?…なかなか可愛いんだぞ?」

「あのお漏らしがか?」

「あのお漏らしは頂けないよな?……お漏らし女神……マニアックなファンが着きそうだ」

「それは確かに……それよりだな、特技が…ハッ、ハッ、ハックション!」

「ショウちゃ~ん、さらばでおじゃるよ~!」


あれ?…元の場所に……


「おい、何処まで影響されてんだよ~!」


相変わらず、創造神(ばか)は馬鹿だ……それより、面倒な女神と一緒に、長い旅になりそうだ……いつまで旅するんだろ?

まだまだ波乱……

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― 新着の感想 ―
[良い点] 規格外っぷりが今回もよいですね! 口調が元ネタと西田がかなりかぶりました(笑)
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