【短編】面倒くさいワガママ幼馴染と距離を取ろうと思った…けど…
約三年前の作品です。
自分用に書いて満足していたのですが、幼馴染との関係を描いた作品が流行ってるんだよ、と友人から教わったので、チャンスだと思い少しだけ手直しして投稿することにしました。
よろしくお願いします。
いい加減に言うしかないと思った。だからハッキリ言おうと思った。
瑠華に言ってやろうと、何日間も前から考えていた言葉を、周りに誰もいないのを確認して小声で呟いてみる。
「悪いけど、もうあまり付きまとわないでくれ」
これを聞いた瑠華はどう思うだろうか。想像してみる。
泣くだろうか。怒るだろうか。それとも。
長い付き合いなのに予想がつかないのが不思議だった。
僕、嵯峨秋斗と篠瀬瑠華との出会いは、小学校に入る前にまで遡る。
近所の公園で瑠華は乱暴者のわんぱく娘として知られていて、他の子や親御さんは殴られるからと敬遠していたそうだ。
だけど、僕だけは何故か乱暴もされず仲良く遊んでいたらしい。らしいというのは、流石にそんな時期の記憶がないから母さんからの伝聞だ。
うちの母さんも最初は公園の有名なわんぱく娘に息子が何をされるかとヒヤヒヤして気を張りながら待機していたけれど、最終的には安心して二人きりで遊ばせるようになったそうである。
瑠華のお母さん、沙耶子さんも、皆から避けられている娘と仲良くしてくれる同い年の存在ができて、僕のことをすごくありがたがってくれた。
そして子供同士がよく遊んでいたことで自然と母親同士も親しくなり、自然と僕たちは家族ぐるみの付き合いとなった。
母親二人で買い物に出かけて、僕たち二人はお留守番なんてこともたくさんあった。
わんぱく怪獣だなんて口さがない人に呼ばれていた瑠華も、(僕としては子供は多かれ少なかれ怪獣だと思うので、今はさておき当時の瑠華が特別だとは思わないのだけれども)小学校に入ってからは暴力に訴えることは少なくなった。その代わり、よく泣くようになった。
自分の思い通りにならないとすぐ泣く、わんぱく娘からワガママ娘へのランクアップだった。
クラスの出し物で主役になれなくて泣く、図工の絵が上手く描けずに泣く、僕が勝手に一人で帰ったら泣く。
簡単に思い出すだけでも、瑠華の泣いた場面はいくつも浮かんでくる。
当時の瑠華の泣き方はなんというか、見てて心配になってくるというか、怖くなってくる泣き方だった。
まるで地震が起きたかのように体全体を大きくふるわせて、どこからこんな声が出るんだと思うくらい大音量の泣き声をあげて、そして脱水症状になるんじゃないかというくらい大量の涙を流す。
泣いてる瑠華はそんな様子だったから、先生たちも必死に泣きやませようとしていたけれど、上手くいかなかった。なぜなら瑠華は思い通りにならないから泣いているからだ。説得なんて聞きやしないし、妥協もしない。
先生だって甘やかすわけにはいかないから、瑠華の言いなりにはなれない。でも、瑠華の泣き方があまりに凄まじいから、放っておくわけにいかなかった。
そこで白羽の矢が立ったのは僕だった。瑠華は基本的には僕と話す時には一旦泣き止むからだ。
だから、瑠華が泣き出したら、僕は毎度毎度瑠華のご機嫌とりに伺うことになった。小学三年生の時なんか、瑠華の面倒を見させるために校内放送で呼び出されたこともあった。その時は先生も申し訳なさそうにしていたけど、当時から僕としては瑠華に対しては一種の達観を持っていたので、特に先生たちに思うことはなかった。むしろ、大変だなと子供ながら同情しているくらいだった。
とかく、瑠華は泣いてても僕の顔を見たらすぐに泣き止んだし、大抵のことは僕が話してるうちに解決ができた。
どうにも気に入らなかったらしい図工の絵は、僕が褒めたら(実際、瑠華の絵は可愛らしかった)すぐに自分でも気に入っていたし(今でも瑠華は額に入れて自分の部屋に飾っている)、帰り道はずっと一緒に下校すると約束をしたら満足してくれた(すぐに忘れるだろうと思って安請け合いしたけれども、それからずっと事あるごとに引き合いに出されることになって正直辟易した)。
しかし、クラスの出し物である劇の主役の件は大変だった。予め先生に「主役は替われないから」と念押しされていたし、僕も泣いて役を奪うのはよろしくないと思っていたから、諦めさせるように根気よく説得した。
半日がかりの説得で、劇の台本を先生からコピーしてもらい、家族の前で瑠華をヒロイン役にした劇をする事でなんとか納得してもらった。
瑠華と僕の両親の前で、主役の女の子を瑠華が、それ以外の王子様からネズミの役までを全て僕がこなす事になり、主役の女の子以外のセリフを覚える労苦や、家族の目の前で演技をすることへの気恥ずかしさ、長丁場になった説得の全てが大変で、小学校低学年の瑠華のワガママの中で一番疲れた事件だった。
小学校も高学年になると、瑠華はワガママも減ったし泣かなくなった。ただし、人前では。
毎度ワガママを言うたびに僕が解決をしてきたせいか、瑠華は何か気にくわないことがあれば、泣きだす前に直接僕に言うようになったのだ。
例えば給食だ。当時の瑠華は食べ物の好き嫌いが多くて、だから低学年までは給食を残しその度に先生に怒られていた。
高学年になって知恵をつけた瑠華は、こっそり僕に食べるように頼むようになった。断っても僕の皿に勝手に載せてきた。
僕自身は苦手な食べ物というものはないが、全体の味のバランスが崩れるから載せられるのは嫌ではあった。青椒肉絲のピーマンと筍だけが二倍に増えるところを想像してほしい。完全に食感や食味が変わってしまう。というか、青椒肉絲からピーマンと筍を除いたら肉しか残らないじゃないか。
言っても止めないだろうし、泣くのが簡単に予期できたから、僕は君子危うきに近寄らずで何も言わなかったが。
高学年のワガママで一番印象深い(または面倒臭い)のは、修学旅行の部屋割りの一件だろう。
当時、僕と瑠華は、頻繁にお互いの家に寝泊まりをしていて、お互いのベッドで寝ることがよくあった。そして、家族ぐるみの旅行に行く時にも、一緒の布団で包まって寝るということもよくあった。
だから、瑠華は修学旅行でも同じように僕と一緒の布団で寝ることを希望したのだ。
次回のホームルームで部屋割りをするから、お友達と相談してねという(今考えると残酷な教師だ)先生の話が終わると、瑠華はすぐに僕のもとにやってきた。そして僕の耳元で「あきくんと一緒じゃないと嫌」なんて可愛くしなを作って、一緒の部屋になるのだと小声で言い放った。
普通はこの歳だと男女で一緒に寝ないんだよ、と諭してみても瑠華は「あきくんと瑠華の仲だもん、普通じゃないもん」「枕が変わると寝れないっていうし、せめていつも通りあきくんが側にいないとダメ……かもしれないもん」なんて取りつく島もなかった。
部屋割りの日に僕と瑠華が一緒じゃないと、と言い出してしまえば、面倒くさいことになるのは予想できたから、僕としても必死に説得せざるを得なかった。
説得に説得を重ねて、修学旅行中はずっと瑠華と手を繋ぐということで、不服そうな顔をしていたものの、なんとか瑠華は引き下がってくれた。ただ、観光地でずっと手を繋ぐのは不都合が多くて大変だったから、すぐ後悔したけれど。
中学校に入った瑠華はワガママというより、面倒くさくなった。
僕たちは中学に上がる前、小学校を卒業した次の日にスマホを買ってもらったのだけれども(ちなみに瑠華は僕と同じ機種を選んだ)買って初日で僕に瑠華から届いたメッセージの数は100を優に超えた。
「今何してる」から始まり「声が聞きたい」だの「好きってゆって」だのと益体もない言葉が続々と送られてきたのだ。
最初の方は淡々と返信をしていたのだけれども、さすがに疲れて返事を止めたら「あきくん大丈夫?瑠華が助けにいくからね!待っててね!死んじゃや!」などという何を勘違いしたのかよくわからないメッセージが送信されてきて、五分後に小学生の時以来に大泣きした瑠華が僕の部屋に飛び込んできた。そんな事がまた起きると身がもたないので、それからはメッセージを既読無視にするのはやめている。
それと、中学生になってからだと、瑠華は恋愛小説を押し付けるように貸してくるようになった。
貸してくる本はどれも面白くて(そもそも僕と瑠華の創作に対する感性は基本的に合うから当たり前ではあるのだが)、読んでいて充実感と満足があった。だけど、僕が面白かったと伝えるたびに、瑠華が自分の手柄だとニコニコと笑い、薦めたことに対しての感謝の言葉まで求められるのはちょっと煩わしかった。
それに、登場人物たちが作中に行った場所ややったことを自分もやりたがって、こちらの都合を無視してすぐに行きたがるのも面倒だった。
芸術ものの作品を読めば次の休日に人の予定も聞かず(何もなかったが)人混みする美術館へと僕を引っ張っていき(フェルメールの絵を見たのだが、ラピスラズリの青や紺があまりに美しくて絶句した)、水族館の話を読めばイルカのプールの最前列に一緒に座らされた。当然ビシャビシャに水を被ったわけで、瑠華の濡れた服を着替えさせられる身にもなって欲しかった。子供でもないのにはしゃぎ過ぎだ。
どうしても行きたい駄々をこねられて行った小説に登場する店のモデルになったカフェで、そういう仲でもあるまいにカップル用のストローが二つついたドリンクを一緒に飲まされたこともあった。意外に味は良かったものの量が少なくて、物足りなさを感じて同じものをおかわりをしたけど、その二杯で僕と瑠華のお小遣いの三分の一が一気に消し飛ばされたのは閉口したな。
また中学に上がったタイミングで瑠華の部屋にテレビが置かれるようになったので、頻繁に借りてきた映画に誘われるのも困りものだった。
平時はいい。瑠華の借りてくる作品は基本的に外れがないし(一体どういう嗅覚をしているのだろう)、たまの外れでも瑠華とああだこうだと文句混じりに話していれば楽しめたから。
だが、問題は試験期間にも平気で誘ってくることだ。「あきくんは頭がいいし普段から勉強してるから大丈夫だよ、瑠華もいつも勉強みてくれるあきくんのお陰で大丈夫だもん。テストって特別なことをしなくて成績良いのが一番なんだよ。だから、みよ?」とか屁理屈をこねながら僕を部屋に連れ込み、三時間もある大作映画を見させられた時といったら。その時間でどれだけ追い込めたか。
映画が面白かったから怒る気が失せたけど(でもやはり見終わった後に二時間も内容について語ることになったし、試験前に見るべきではなかったと思う)、学生の本分をなんだと思ってるんだろうな。その後の試験で僕も瑠華も普段通りの成績を取れていたので何も言えなかったが、TPOを考えないのには困らされた。
そしてこの春、僕たちは高校生になった。
今日は入学式とクラスでの初顔合わせだったけど、そこでまた瑠華がやってくれた。
自己紹介の最後に、隣に座っていた僕の腕を取って「あきくんとは生まれてからずっと一緒でした。これからもずっと一緒です。共々よろしくお願いします」なんて突然言い出して、教室の雰囲気がすごいことになった。
わーわーと囃し立てる声、キャーと嬌声をあげる女子。途端に浮ついた空気が漂い始め、僕は居たたまれなくなり気が滅入って顔を伏せるしか出来なかった。
それからは僕たちの一挙一動にみんなが注視しているのがわかった。どこを見回しても誰かと目が合う。僕と目が合うとその誰かは慌てて目を逸らす。
まるで動物園の檻の中にいるようで、ペンの持ち方まで審美されているような気がして、気が休まる時がなかった。
思い返すと、小学校や中学校が良かったのだと思う。
僕たちは地元の公立に通っていたから、僕と瑠華が腐れ縁の幼馴染だということはみんな承知で一緒に育ってきた。そして多少の変事を許容してくれた。ともすれば、周りに恵まれていたのかもしれない。
だが、僕達が進学した高校に、同じ中学からは僕たち二人を入れても学年三百人中五人だけ。
知り合いも殆どいない場所で初日から奇行をしたら、色眼鏡で見られても文句は言えないだろう。
今日のところはまだいい。瑠華も持ち前の人当たりの良さと整った外見で、女子グループの中心で会話していた。
しかし、高校生であのような発言をし続けたら、瑠華は早々に浮いてしまうのではないだろうか。気が気でない。
「言うぞ」
頰を自分でパチリとはたき、僕は物思いから意識を現実へと引き戻した。
一目見たくて足を運んだ図書室(蔵書量が殊の外多くて嬉しかった)見物を終えた僕は、教室に戻る道を意を決して踏みしめて歩く。
瑠華に言うのだ。もう付き纏わないでくれ、と。四六時中一緒にいるのはやめよう、と。朝から晩まで一緒なのは、普通の幼馴染じゃないと。
このままでは、瑠華は幼馴染との距離を間違えている痛いやつだ。僕としても、瑠華がそんな扱いをされるのは看過できない。
丁度いいタイミングだ。瑠華も僕離れをする時期が来たのだと思う。ちょっと厳しい言葉だけど、それくらいじゃないと瑠華に通じないだろう。
それに、僕としてもそっちの方がよい。
瑠華のお世話や瑠華の巻き起こす珍事に巻き込まれ、面倒に思ったり恥をかいたり頭を下げたり、そういうのはもう懲り懲りなんだ。
今の僕の生活は瑠華が中心で、瑠華の生活の中心は僕だ。そんなの、健全じゃない。幼馴染中心の生活を改めないと、いつか破綻してしまう。
それに、高校生になったのだ。僕だって青春らしきことをしたいのだ。瑠華にかかりきりで、青春を浪費してしまえば将来後悔してもしきれない。
ぶるり、とポケットのスマホが揺れて通知が来たのが分かった。振動パターンで瑠華だとすぐにわかる。開く。
『あきくん、教室で待ってるよ〜』
意外だった。
瑠華は仲良くなったクラスの女子達にカラオケへと誘われていたから、そちらに行くものだと思っていた。
瑠華だって最初に友達をつくるのは大事だと知っているはずだ。
だから今日くらいはカラオケに行くものだと思っていた。
でも、瑠華は友達を作るチャンスだというのに参加もせず学校に残っている。
困った。今から瑠華に決別を伝えるとなると、心の準備が終わってない。
帰ってから言おうと思っていたのに。
どうする、今言うか。やはり帰った後、一緒に風呂に入っている時にでも言うか。
「あきくん、おかえり」
僕が逡巡している間に、足音を察して瑠華が教室から出てきた。手には自分と僕の鞄を持って、帰る用意は万端といったところ。
「瑠華、最近思うんだけど」
「うんっ」
瑠華が嬉しそうに相好を崩して相槌を打つ。
僕と話していて楽しい、というのが否が応でも伝わってくる。その顔を見ていると、瑠華に距離を取ろうと言い出す覚悟がすっと低減してしまう。
でも言わなければ。
もう僕に四六時中付き纏うのは高校生なんだからやめよう、と。
幼馴染らしい、節度のある関わりをしよう、と。
「瑠華、あのさ」
「うんうん、なあに?」
「もう、付き……」
喉に引っかかったように言葉が止まる。これを言ってしまえば、瑠華との関係が決定的に壊れてしまうかもしれない。
僕を見つめる目があまりに澄んでいて、吸い込まれそうで怖かった。
やっぱり言わなきゃいけない。僕のためでもあるし、瑠華のためでもある。そう思う。
同時に、僕に距離を取ろうと言われてその目が濁る瑠華の姿が脳裏に浮かぶ。
あきくん、と言いながら崩れ落ちる瑠華の姿が瞼に浮かぶ。
だめだ。
「うーんと、あきくんどうしたの。もう、付き?」
「もう、付き合ってるようなものかもしれないけど……僕とちゃんと付き合ってほしい」
いきなり目の前で花が咲いた、と思った。
僕の言葉を聞いた瞬間、満面の笑みになった瑠華は恐ろしく綺麗で、そして恐ろしい勢いで僕に飛びつきてきた。
「あきくんっ?あ、あきくんっ??」
嗚咽を漏らしながら僕を抱きしめる瑠華も、苦し紛れに出てきた言葉が未だに自分で理解できない僕も、二人が等しく混乱していた。
「あのね、瑠華ね。瑠華はあきくんが瑠華のこと、女の子としてはそんなに好きじゃないんだと思ってた。幼馴染として大事だけど、女の子としては無理なんじゃないかなと思ってた」
「うん」
必死で勢いのある瑠華の言葉に、僕は相槌を挟むことしか出来ない。
「でも、瑠華はあきくんのことがずっと好きで、最初に砂場で遊んだときから結婚するのはこの人だって思ったけど、でもあきくんはそうじゃないんだろうなと思ってて……」
瑠華の涙が僕の方を濡らす。温かい。
「あきくんとずっと一緒にいたくて、でもどうすればいいかわからなくて。ずっとあきくんを一人占めしたくて、いっつもワガママばっか言っちゃって」
瑠華も悩んでいたんだ。僕との関わり方を。それでも、あのワガママは瑠華の横暴さではなく僕を専有したくてやったことだったんだ。そう思うと一気に目の前が晴れた気がした。
今までもずっと大事だった目の前の女の子が、いつも以上に大事な存在に思えてくる。
そして、ずっと一緒にいたのに、そんな気持ちに気付けなかった自分が恥ずかしく情けなく思えてくる。
この子を守りたい、僕が守らなければならない。そういう気持ちが沸き上がって、体が勝手に瑠華をぎゅっと抱きしめた。
「大丈夫だよ。瑠華は僕の人生でずっといちばん大事な人だから」
そして口も勝手に動いた。勝手に動いたものだけど、今回は苦し紛れじゃなく僕の間違いのない本心だった。
僕は瑠華が大事で、その大事な瑠華が僕と結婚したいなら僕は瑠華と結婚するべきだ。
瑠華にはずっと幸せでいてほしいから。
泣き腫らしてもなお綺麗な瑠華の顔が近づいてくる。充血した瞳ですら、涙でびしょ濡れのまつ毛ですら愛おしい。
僕の口に柔らかくてめちゃくちゃ熱い何かがぎゅっと触れた。それが、僕と瑠華のファーストキスだった。
その後、クラスで瑠華が僕との私生活を聞かれるがままにダダ流しで話して、僕だけがめちゃくちゃ恥ずかしい思いをしたのは、また別のお話。
しかし幼馴染はおろか彼氏彼女であっても、普通は実家のお風呂に一緒に入らないものなのだな……。
(3/6追記)日刊総合にも名前があって嬉しいです。ありがとうございます!皆様からの評価ブックマーク感想が創作の原動力になっています、感謝です。
連載中の『婚活失敗続きの俺が小学生に逆行したけど、とりあえず無難に生活したい』等他作品も是非お読みください。
ブームに乗り遅れないように、と手直しもそぞろに急いであげちゃいました。
書いたのが随分前で、今見るとちょっとまだ拙いところ(後半)があるので、またいつか書き直してきれいな形にしたいです。
好きな話なので。ワガママを言う瑠華ちゃんは書いていて楽しいですからね。
(3/5追記)一人称が僕でなく俺となっていたところを始めとした、誤字などの修正をしました。