登場人物紹介
・エルザ
元囚人であり、神託に選ばれた現勇者。
言動はかなり荒っぽいが、銀の髪と赤と青の瞳をした十六歳の少女。
フィジカルはデフォルトで身体強化が掛かっているように見えるほど化け物じみているが、内面には年相応な部分もあり、総合的にみると田舎の不良少女のように見えなくもない。
戦闘狂の気があり、思い立ったら即行動し始める。
旅を進めるにつれて、同行者ネーレウスの正体について疑問が生じているものの、大体数日後には忘れている。
趣味は射撃と肉弾戦と喫煙。
・ネーレウス
東洋から来たという自称魔術師のエルフ風の男。
波打つ黒い長髪と金色の瞳を持ち、見た目の年齢は二十代前半程度のように見えるが実年齢は不明。
また、エルザの旅に同行する理由も伏せられており、身元など曖昧な点も多い。
穏やかで理知的な性格の裏には、神経質で粘着質な一面を秘めているが、日頃は勇者のおてんばもといアウトローさに手を焼いている。
過去の文明や魔術に異様な程、精通しているが…?
・リヒト
フリーの冒険者であり、剣士。エルザと同年代くらい。
後述のユーリアやシャロンと共にパーティを組んで行動している。
戦闘の腕は並み程度であるが、極めて常識的な人物であり、バランス役。
時折、勇者エルザの悪ノリに振り回されている事もある。
・シャロン
リヒト率いるパーティの魔術師だが、年齢は十歳にも満たない赤毛の少女。
魔法の素質があり、まだ子供でありながら、攻撃魔法の数々をこなす。
感情表現は明るく素直である。
勇者一行とベコ村で寝食を共にした際、苦手な食べ物をエルザに押し付ける等、言動は極めて子供。
・ユーリア
ベコ村にある教会に所属している、十代後半程度の僧侶の少女。
生真面目で堅物めいているが、完全に冗談が通じないわけではない。
面倒見の良いところがあり、まだ小さなシャロンの世話をしている。
当初勇者一行と出会った際、不真面目な勇者エルザに対して不信感を抱いていたが、ベコ村での生活や言動を目にして誤解は解け、謝罪している。
・バネッサ
ベコ村教会で司教を務めている老婆であり、若い頃は“過去の勇者一行”の僧侶だった。
ネーレウスとは、顔見知りであり、何らかの因縁めいたものがある。
柔和な老婆のように見えるが、その内面は年老いてもどこか苛烈な部分がある。
・ギルバート
王都の騎士団の少佐。
ちょっと偉い人であり、部下が何人も居る。
・メイヴィス
ギルバートの娘であり、エルザと同世代くらいの令嬢。
しかし、ただのお嬢様ではなく、騎士団内において何故か権力を持っている。
王都に来た勇者エルザに対して異様な興味を持っており、恰好を整えたり数々の世話を焼いていた。




