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29話・前編

すみません、熱が出てしまったので短くしました。後編は今週中に書ける時書きます。

体調崩しやすいんですよね⋯⋯本当にすみません⋯⋯!

 魔王さんの指パッチンによって無事に帰ってきた僕とユキトさんとゼルさんとコーさんですが。

 城はなんかどたばたしてた。


「なんでこんなに皆走って⋯⋯」

「いや、そりゃあ探してた聖女が見つかった⋯⋯?から、色々しなきゃ駄目だろ」


 ユキトさんが僕の疑問に答えるが、何を?何をしなきゃダメなの?

 ああでも確かに、聖女が見つかったんならそうなるか⋯⋯。⋯⋯見つかった、というか⋯⋯うん⋯⋯。


「でも、本来は聖女や勇者って魔王を倒しに行くんですよね?あの魔王さんいい魔王だしどうなるんでしょうか」

「⋯⋯そこら辺は陛下が考えるだろう。てかいい魔王てなんだ」

「ねぇ、僕達来た意味あったー?」

「結界は張ってたが⋯⋯ユキト一人でも行けた気がする⋯⋯」

「命令だったんだし仕方が無いだろ」


 後ろで三人が抗議を始めたが、聞かないことにしよう。

 使用人さん達からの熱い視線を避けてとりあえず自室に向かうと、扉の前にナイトが居た。


「あ、ただいま」

「ん?あぁ、おかえり」

「⋯⋯何⋯⋯してんの?」

「んー?お前が聖女ってわかったから、この部屋の荷物を別の部屋に移動させてる」

「Why?」

「聖女なら豪華で広い部屋に居て当然だろ」

「⋯⋯はぁ」


 この部屋で十分なんですが⋯⋯。

 まあ言っても無駄だろうな、と思いつつ部屋の中を覗いた。中は普通に空っぽだった。


「そういやこれ、枕の下にあったんだけど⋯⋯お前の?」

「え、何これ⋯⋯」


 ナイトが渡してきたものは、指輪だった。

 またかよ。また指輪かい。

 その紫色の宝石が埋め込まれた指輪は、とても魅力的な物だった。


「?お前のじゃねーの?」

「うん⋯⋯けど一応貰っとくね」


 指輪を受け取り、ポケットにそっと入れた。


 ***


「あ、シグレ!」

「⋯⋯王太子様?どうかされましたか?」


 翌日、僕は髪を一つ結びにして、女性用の庶民の服を着て部屋を出た。服は昨日頼んでおいたのだが、仕事が早くて助かる。

 中庭に行こうと廊下を歩いていたら、王太子様に声をかけられたわけだが。


「父上からの伝言なんだが⋯⋯聖女である貴女に頼みたい。この地にはまだ多くの魔物が出現する。毎日でなくても良い。定期的に魔物を勇者や冒険者達と協力して倒して欲しい。⋯⋯だ、そうだ」

「そうですか、わかりました。ところで聞きたいことがあるのですが」

「即答か⋯⋯、助かるが⋯⋯。ああ、なんだ?」

「ダーシャの活動についてなんですけど⋯⋯」


 狙われている身としては早めに情報はゲットしておきたい。ユキトさんもまだ来ないだろうとは言ってたけど、本当にいつ来てもおかしくない。


「実は、ユキト以外にも潜入させている奴がいるんだが」


 まだ居たんですか。


「そいつは下っ端だ。報告には『闇組織ダーシャは3ヶ月活動停止』と書いてあった。もし本当なら、報告が送られたのは2週間前だから⋯⋯まぁまだ大丈夫だ、そう焦るな」

「そう、ですか?それならいいんですが⋯⋯。ありがとうございます」

「ああ。すまんが、さっきの伝言をハシラくんにとほぼ同じ内容のを伝えてくれないか?仕事が押しててな」

「了解です」


 ***


「──てわけなんですが」

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯チッ」


 僕が伝えといて良かったなこれ。

 橋良さん舌打ちはやめましょうぜ。


「国王の言うことなら仕方ないか⋯⋯いやだが知らん国の王の言うことでも⋯⋯」

「恨みとかあるのは同情しますけどっ!橋良さん生徒会長でしょ!?人助けだと思って!」

「何故そこで生徒会長を持ってくる?」

「週一ペースでも良いらしいんで!!ね!?やりましょーよ!?」


 自分でもなんでこんなに熱心になってるのか分からなかった。

 橋良さんはひたすら嫌そうな顔をしていた。



後書き(?)は普通に書きます。そういえば質問コーナー的なの、悪役以外のメインキャラちゃんとやってましたかね?自分でも記憶あんまないんですよね((

感想にこの人のやって欲しい!っていうのあったらやりますが(; ・´ω・`)

さて、出番が一気に無くなったアドルさんから一言!


ヒュゴォォオオオ⋯⋯!

ピュルルルルゥゥウウ⋯⋯!


ピシャァァアアアアアンッ!!


アドル@西の森「今日は⋯⋯風が騒がしいな⋯⋯」

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