第7話 元の世界見学
いよいよ元の世界の見学が始まります。
フラグ立てたんでね。
いつものようにデフォルトのムチムチボディーで絵になっていると、画集の値段調整問題が判明!
なるべく儲けたいので10ページ1000ルピーと提案した。
それがしかも魅了無しで早々通った!
嬉しい。
そんな中、女神様からテレパシーが!
“元の世界ツアー”のお知らせ?
条件付きで行く!
条件なんて、折角ならお洒落したいと言う時間稼ぎだけど。
服装で悩んでいたら絵画現場に高校の制服と茶色のローファーが届いた!
準備がいい…さてはわたしの骸と一緒に埋葬されたな?
着ます!着ますから私服もオシャレさせてくださいませ。
私服は桜のヘアピン(こっちで持っているのを見落としてた)をし、黒のシノラールック用Tシャツ、ショッキングピンクのフレアスカート、白のくるぶしソックス、水色のパンプス。
ついでにウエストを一回り絞って(60cmに)…はい、カワイイ!
美玲ちゃんも一緒にレッツゴー。
美玲ちゃんは制服か…ってそのトランクさてはオシャレ狙いでギッシリ?
それと、女神様の兄上様がスマホもくれた!
SIMがない代わりにあらゆるWi-Fiのパスワードが入っていて通信費タダとのこと。
異世界でもスマホが毎日使える環境にしてください。
そんなこんなで元の世界着。
事故現場になった歩道橋は新設されていた!
早いな!
あれば落成式行きたかった。
「そっか、亜美菜ちゃん知らないんだった。亜美菜ちゃんの死後1時間くらいで市長が謝罪会見して、近いうちにまた作るって」
歩道橋が市民の足になりまくりだったことが伺える。
それ以外は死ぬ直前と変わりばえナッシング。
女神様とその兄上様…名前なんていうんだろう?
そのお二方の記憶操作による助力で来賓(偵察)として高校へ。
キメキメの私服で生まれ変わった自分を見せに行くわたし、懐かしさを味わいに行く美玲ちゃん。
対になってます。
訪れた元のクラスは相変わらずだった。
男女問わず予習や読書(国語の教科書)したり、これまた男女問わず小悪党は意味不明な言葉を並べバカ騒ぎ。
ある意味復活した死者が2人いても眼中に無し。
まあ、だから受験がラクだったのかな?
テレパシー…あ、来た来た。
女神様、報告します。クラスってのはそう簡単に変わらないのです。
“そう…帰りますか?”
いや、魅了してからにしたい。
それには気付いてもらえないと。
ってまあ、後でスピーチするけどね!