第6話 まさかの再会!
空きまくってすいませんでした。
スイーツショップで食リポの日がやってまいりましたー。
テレビは無いので抽選で当たった見物客がゾロゾロ。
フルーツパフェを担当します。
パフェの感じは
バナナの輪切り10枚、キウイイチョウ切り8枚、さくらんぼ:一房、練乳:かなりかかってる。
縦幅:約13cm(グラス含まず)、重さ:わかりません。
いやはや、体型を気にせずこんなすごいのを食べられるとは幸せな!
あ、ちなみに今のわたしの体型はデフォルトです。
それでは一口パクり。
「練乳パワーで超ふわふわスイート!沢山食べたらわたしみたいになりそう!」
我ながら何だコレ。
リポートの語句が謎。
しかし
「ありがとう、カロリー高いんだな!」
「えー!?アミナちゃんみたいな体最高だよー!」
予想外の人気。
どういたしまして。
すると奥からお店の人が出てきた。
あれ?
このボブショートの茶髪に二重まぶたロリ顔は見間違えないぞ、我が親友よ!
「亜美菜ちゃん!?」
向こうから来た。
「やっぱり!美玲ちゃんだ!」
これはわたしのリアクション。
「オッパイデカっ!」
これはお互い同時に。
「そういえば美玲ちゃん、メイドカフェでバイトしてるって言ってたような…」
しかしこっちに来た理由が謎。
「うん…だけど、付き合ってた彼に捨てられるわ、翌朝亜美菜ちゃん死んじゃうわでどうにもならなくなって…3階の窓から降りて自殺しちゃった」
心中お察しします。
1年の教室は1階だから人目を盗んで…!
「後、こっちに来る時何か願った?わたしの場合、癒し系グラドルになりたいって!」
ちゃんと自分のこと言ったぞ。
したら
「元々スイーツショップは好きだからセクシー美人店長になりたいって言ったら通った!」
我が親友は流石だった。
こちとら“今までとちょっと違う自分になりたい感覚”だった。
「亜美菜ちゃんもやっぱり可愛くなりたい的発想…あった?」
「大有り!」
公私を混同しまくった気もするけど、親友関係の判明がかえって人々を笑顔にし、美玲にチップを1万ルピー出してお店を後にした。
元の世界の親友同士、今度元の世界を覗いてみたいな。
いい…よね?