第2話 癒しの範囲
機材トラブルで遅れ、すみませんでした。
絵のモデルを終えて家路に着く途中、ブティック見かけた。
服の色は多かったけど、地味にシノラー(ヘソ出し)ルックのマネキンが出ているのでサイズがあったら買おうと思う。
やってみた買ったんだよね、一度。
そんな事考えてたら、男の子の泣き声が!
折角のヒーラーなんだ、行くしか無い。
ヤバい、膝が腫れてる!?
でも、今のわたしをもってすれば軽々と治療。
「お姉さん、ありがとう!」
この一言が聞けるなら精一杯頑張ります。
「どういたしまして!」
すべき返事をして手を振って別れる。
今度こそブティックへ!
体型変更が可能なのでサイズは適当でいいのがラク。
“シノラールック向けTシャツ”を白と黄色(在庫がかなり減ってた)とショートパンツを買い合計6,800ルピー…なところで強盗がやってきた!
このお兄さん短剣持ってる…死ねるかい!
口調がオラオラ言ってる、うわぁ相当荒れてる…何を思ったかわたし、ここで強盗に向けて治癒を行い…。
「僕、危ないマネは止めます」
荒んだ心も癒すんかーい!
すご過ぎるぞわたし!
撤収する強盗だったお兄さん。
この日の晩、強盗を撃退したとして、警察に表彰されちゃいました☆
ちなみにお兄さんは出頭して今は留置場。
20万ルピー…報奨金まで貰うとはお金を貰うなあ今日は。
食材買ってカツ丼作ろう!