王様との対話
大きな扉をソフィア王女が開けクラス全員が中に入ると玉座と思わしき場所に座っている男性から声がかかる。
「よくおいでくださった勇者様方ミラージュ王国の王ジャンク=ミラージュだどうか魔王を倒して世界を救ってほしい。魔王は魔族と魔物を率いて世界を手にしようと目論んでいる。君達の力を貸してほしい」
(挨拶とともにいきなり魔王を倒してほしいっておかしくないかな)
「任せてください僕達で世界を救ってみせます。なあ皆」
(何言ってるいるんだ光明寺君はおかしいよ他のクラスメイトはおかしいとおもっているはず)
「そうだな俺達で魔王なんか倒しちまおうぜ」
「そうよ直人くんと一緒なら大丈夫よ頑張ろう舞」
「え、うん」
「あの四人がやると言ってるのにやらないわけにはいかないな」
「「「「「そうだな(そうよ)」」」」
(え、なにこれ僕がおかしいのかな)
「すみません。王様質問していいですか?」
王様の目が鋭くなった。
「君の名前は何かね?」
「僕は神山海斗です性が神山で名が海斗です」
「それでカイト君何かね」
「地球に元の世界に帰ることは出来るんですか?」
「神山お前何言ってんだよ魔王倒さないとこの世界の人々が苦しむだろ」
「そうだぜ何お前一人で帰ろうしてるんだよ」
「そうよ直人くんがやろうって言ってるのに逃げようとしてるのよ」
「「「「そうだ、そうだ」」」」
「そんな、逃げるとかじゃなくて帰れるかどうか聞いただけで」
「すまんが神山君、それに他の勇者様方現在この国では勇者様方を元の世界に帰すことは出来ません。あの召喚陣は女神のお力とたくさんの宮廷魔術師の魔力により呼びだすだけで返還の仕方はわからないのです」
「しかし魔王の王城には返還の書かれた書物があるとしらされていますなのでどうか魔王倒してほしい」
(なんだよそれあきらかに嘘じゃないか。それに王様と話していると気持ち悪くなってきた……この感じ王女の時と同じ)
(それに周りいかにもな貴族や王女や騎士達の視線にも気持ち悪さがある)
「うう、気持ち悪」
青褪めた表情で口に手をあてていると
「大丈夫神山君顔青いよ」
「大丈夫だよ時雨さん。いきなり気持ち悪くなったけどだんだん落ち着いてきた」
「あんまり無理しないでね」
「心配してありがとう時雨さん」
「う、うん(神山くんにお礼言われたー///カァ)」頬が赤く染まる時雨さん
(僕よりも時雨さんの方が大丈夫かな顔がいきなり赤くなったけど)
鈍感な海斗。
「魔王を倒すにあたって勇者様方には女神様より力が与えられているはずステータスオープンと唱えてみよ」
「「「「「ステータスオープン」」」」