日常の終わり
海斗が学校に着き2年Bクラスに入ると教室の中にいたクラスメイト達が会話をやめ海斗に侮蔑、軽蔑、冷めた目を一瞬の間して何事もなかったようにまた会話を始めた。
海斗は視線に気づきながらも毎日の事なので逃げるようにして席に着く。
(なんで僕ばっかりあんな目で見られるのかな、僕がなにかした訳でもないのに)
海斗が考え事をしていると教室のドアが開きいかにもなオーラというかあきらかに勝ち組的な人達が教室入ってきた。
男2人に女2人だ。
男ふたりのうちの一人は学校に一人はいるようないかにも爽やかですといったイケメンで名前は光明寺直人でもう一人は筋肉質でワイルドだろーといったような爽やかとは正反対のイケメンで名前は増田健太という。
女の方は一人は黒髪ロングででるところはでて引っ込むところはひっこんでいるようするに巨乳だ。巨乳だ。二度言う必要がないかもしれないが言った!!。
まあようするに美少女で名前は時雨舞。
もう一人は短髪で少し茶髪がまじっていて体型はスレンダーっぽい貧乳だ。学校ではアイドルみたいな存在でファンクラブがあるほどだ名前は秋田美優。
そんないかにもな存在が入ってきたのだから海斗の時は打って変わって憧れや、鐘形、羨望の視線をクラスメイトがおくっている。
それに気づかずに席に着く。海斗の隣には時雨舞が座った。
「神山くんおはよう」
「おはよう時雨さん今日はいつもより遅いね」
挨拶しただけでクラス中から冷めた視線が海斗に送られた。その中にはイケメン君二人の視線もあった。
(なんであの二人からも憎らしげな視線を受けなくちゃいけないんだろう。まったくめんどくさい)
視線が弱まってきていると担任の山田先生が入ってきた。
「席につけ。ホームルーム始めるぞ」
言った瞬間に教室の床が光りだして生徒たちがあわて始める。
「な何が起きてるの」
「やべーよドアが開かない」
「窓もだめだ開かない」
「私たちどうなっちゃうの」
「まさか!!これは異世界召喚か!!」
(異世界召喚!?あのラノベででてくるようなやつかな)
「舞、美優、健太他の皆も落ち着いて大丈夫僕がいるんだなんとかなるさ」
「そ、そうだよな光明寺がいるんだから大丈夫だよな」
「そうだよ光明寺君が大丈夫っていってるもん大丈夫だよね」
「先生もいるもんなんとかなるよね」
(皆どんだけ他人任せなんだよ。)
そう思いながら床の光りが強くなっていき光りが教室を包むと生徒達の意識はなくなっていった。