その後
「じゃあ、今から帰るから。帰る準備しといてくれる?」
「うん」
「あっ。用事があったから終わったらさっきの木のところ行くからなんかやってていいよ」
「うん」
「お母さんに連絡した方がいい?」
「どっちでもいい」
「わかった。じゃあ職員室行ってくるね!」
「いってらー」
職員室に行った。
「あっ。菜帆!さっき夏美ちゃんのお母さんから電話あって後で掛け直すって言ったから電話掛けといて!」
「わかった!」
電話を掛ける。
「〇〇小学校の岩﨑です」
「あっ。岩﨑先生!夏美のことなんですけど、最近学校行ってますか?」
「普通に来てます!」
「最近、夏美が家に帰ってこなくて心配になって…」
「実はさっき、夏美ちゃんがいて話聞いて、今日は私の家に泊めてあげようと思うんですがいいですか?」
「じゃあ宜しくお願いします!悪いんですがしばらくいいですか?」
「いいですよ」
「ありがとうございます!じゃあ失礼します」
「菜帆ー、もう6時半だけど帰る?」
「うん帰るー。湖晴も?」
「うん。だってもうほとんどの先生帰ってるよw」
こうして職員室から出た。
「笠原さん遅くなってゴメン!」
「いいですよ」
「じゃあいこっか!」
「はーい」
車に乗って家に行く。
「先生の家ってどこ?」
「隣の△△小学校の校区のマンション。〇〇小学校から近いよー」
「そーなんですかー」
家が近いからあっという間に着いた。
「これが私のマンション」
「きれい!」
自分の部屋に行く。鍵を開けて部屋に入る。
「どーぞー」
「お邪魔します」
「一個、そこに空いてる部屋があるからそこで寝てもらってもいい?」
「いいですよー」
「着替えとかある?」
「少しならありまーす」
「じゃあ晩ご飯作るから風呂入ってもらっていい?」
「はーい」
今日の晩ご飯はチャーハンとコンソメスープにする。
「お風呂終わりましたー」
「早いねー。もうすぐご飯できるか待っててくれる?」
「はーい。スマホいじってていいですかー?」
「あっ!スマホ持って来てたんだ!全然いいよー」
「はーい」
生徒が家にいると自分の子供のように思ってしまう。
「ご飯できたよー」
「はーい!美味しそー(´。✪ω✪。`)✧*。いただきまーす!」
「どう?久々に料理したけど…」
「めっちゃ美味しいです!」
「よかったー」
「ごちそうさまでした!」
「笠原さんは何時に寝るー?」
「今日は9時半くらいに寝ようと思う」
「わかったー。部屋に布団出しておくねー」
「はーい」
「もう宿題終わった?」
「終わってるー」
しばらくテレビを見てた。
「先生ー」
「ん?」
「私が家にいて邪魔じゃないですか?」
「全然邪魔じゃないよ!一人暮らし寂しいし家に居てくれて嬉しいよ!」
こうんな風に思えるのも自分は子供がそれほど好きなんだなって思う。
「じゃあそろそろ寝まーす」
「おやすみー」
「おやすみでーす」
なんだか今日1日はとても充実してた。明日の仕事も頑張ろっ!
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