二学期末
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もう12月。あっという間だ。
子供たちはクリスマスの話で盛り上がってる。
「先生ってクリスマス、自分にプレゼントとかするん?w」
「自分にプレゼントとかしませんw」
もうすぐ二学期が終わるけど本当に子供たちが成長したと思う。最初のテストの平均点は75点だったのに今では確実に93点以上になってる。クラスは仲がいいし問題もない。本当にこのクラスの担任でよかったと思う。
もうすぐで二学期が終わる。
クリスマス会としてみんなでケーキを作ることにした。
「先生ー、トッピングやってー」
「えーw自分の好きなようにやればいいよー」
「できるかなー」
「誰でもできるよーw」
こうして全部の班が完成!
「みんなお疲れー!しっかり食べてくださーい」
「いただきまーす」
自分は子供たちの写真を撮る。
「先生も食べるー?」
「いいの!?」
「いいよーこの班じゃ食べきれんw」
「じゃあもらうわ」
「どーぞ」
美味しそう。
「おいしぃ〜!この味好きー」
「ありがとー!先生ってこんなこと言うんやねw」
「先生も人間ですw」
「ごちそうさまでした!」
自分も教師として子供たちが最高に楽しんでる姿を見るのは大好きだ。
終業式まであと1週間。
子供たちの下校後のことだった。もう6時で真っ暗だ。倉庫に用事があって南校舎と中央校舎の間にある隠れた通路を通ってた。木の真下の感知ライトがついていた。誰かいるのか見てみるとクラスの笠原夏美ちゃんがいた。
「笠原さん…?」
「あっ!」
そう言って笠原さんはやっていた宿題を置きっぱで逃げて行った。どうしたんだろ?
倉庫の用事を早く済ませてさっきの所に行った。まだ宿題が置きっぱだ。心配なので笠原さんを探すことにした。
どこを探してもいない。
飼育小屋の方に行った。笠原さんが泣きながらうずくまっていた。
「笠原さん、まだ帰らなくていいの?」
「うん…」
「なんかあったの?」
「……」
なにがあったのかとても不安だ。学校ではいつも通りな感じだけど。
その場がシーンとしてしまった。
「帰りたくないの?」
「…うん」
「無理に聞かないけどなんかあった?」
「親とか姉ちゃんとか妹がうざくてしばらく帰ってない。」
「えっ!?お母さんとか心配してないの?」
「お母さんのことはどうでもいい」
「ここまで家に帰らずよく頑張ったね!」
「頑張ったかはわからないけど…」
「いままでどうやって過ごしてきたの?」
「いつも門が閉まる時間までは宿題したりお絵かきしたりして、タイミングを見て学校から抜けて、持ってきたお金で銭湯に行って、1週間に1回くらいコインランドリーに行って溜まった着替えを洗濯して、夜はいろんなところで寝てる」
「すごいね…今日も帰らないの?」
用事があった湖晴(五島先生)が来た。
「あっ。菜帆、あとで用事あるからあとで職員室来てー」
「わかったー」
「あっ。夏美ちゃん、お母さんが心配してるよ」
「うん…」
そして湖晴が職員室に戻った。
「今日も帰らない。」
「いつから帰ってないの?」
「宿泊の1週間後くらいから…」
「ご飯とかどうしてたの?」
「基本的に給食いっぱい食べて晩ご飯は食べてない」
「今日も野宿は心配だからうちに泊めてあげようか?」
「いいんですか!?」
「いいよー。」
「じゃあ…お願いします」