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子供たちと最高の1年を  作者: モフモフ
10/18

日常②

「なんでいるの?早く帰って」

「アンタ本当に教師やってんの?」

「やってるよ。関係ないでしょ」

親にムカつく。なんで帰らないんだよ。

「ちゃんと仕事できてんの?」

「できるし。舐めんなよ。」

「本当に?」

「うるせーな。帰って」

親を押しのけて玄関の鍵を閉めた。本当にあんな親と関わりたくない。


週末だ。今日は高校時代からの友達と遊びに行く。県内で有名なショッピングモールに行った。

お腹が空いたのでクレープを食べてた。

「あっ!先生!」

誰かな?

「あっ!畑崎くんと川口くん!」

「デートしてないの?」

「デートなんかとは無縁の人生です!」

知晴(友達)が話に入ってきたw

「菜帆まだノー彼なん!?」

「おい!知晴!」

「先生の友達の人ー。岩﨑先生の裏情報教えてください!」

「うーん…仕事が唯一の生きがいとかたまに言ってるよ!」

「えー!マジで?」

「知晴ー(汗)」


子供たちとバッタリ会うのも悪くはない。

「他の裏情報はー?」

「うーん…大学時代に告られても全部振ってたw」

「知晴、それって裏情報なの?w」

「先生だからノー彼なん?」

「畑崎ー!月曜日宿題増やすぞ!」

「すんません!他の裏情報は?」

「もう言えないのばっかりw」

「えーっ!お願いします!」

「うーん、菜帆こう見えて怖いよw」

「おいw知晴!」


そのあとも話してそのあとショッピングをして家に帰った。


月曜日になった。

「振った先生ーおはよーございまーす!」

「あぁ!?畑崎、家庭学習2p追加ー」

「すみませんw」


今日の5時間目は図工だ。図工は苦手だ。しかも今日はいちばん苦手な版画だ。彫刻刀も使う。

小学生のときに彫刻刀で腕を切ったのを思い出すw

「今日は彫刻刀を使うんですが先生は彫刻刀が下手なのでみなさんの作品に期待してます!」

あらかじめ宿題に出してた下がきを板に描いてもらってそれを掘っていく。

6時間目も図工で、6時間目にはほとんどの子が掘る作業をしてた。


「先生ー。彫刻刀の使い方分かりませーん」


苦手な質問(T ^ T)

「彫刻刀は……」

数分後ー

「俺には才能がないから先生やってくださーい」

「ちょっとだけねw」

そう言って直線を1本掘ってた。

((グザッ!))

彫刻刀を刺してしまったw

「痛っ!w」

「大丈夫すかー?」

「ゴメン飯原くん、ムリですw」

「えーーっ」


帰りの会が終わって下校時間。

「先生ー、今日も勉強して帰っていいですかー?」

「いーよー」

「先生ウチもいい?」

今日は、大河くんと工藤さんと川島さんと藤久くんが勉強をして帰ることになった。


「先生ー宿題していい?」

「いーよー」

「先生ーここ教えてください!」

「そこは……」

「あー!納得!」


5時になった。あっという間だ。

「もう5時だけど帰らなくてもいいの?」

「あっ。そろそろ帰らな!」

「じゃあこっちも帰る」

玄関までついて行くことにした。

「先生って彼氏作らんの?」

「その話すきやなw」

「いーじゃんw彼氏作らんのー?w」

「彼氏は必要ないよー」

「まじか!?」

読んでくださりありがとうございます!

次話も読んでくれたら嬉しいです!

感想や評価も待ってます!

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