表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で趣味を満喫する  作者: たかよし
75/75

旅行へ

亜人・魔人によりボコボコにされ、街中で吊るし首状態のタカヨシと、首だけのルーファウス、ケレンにイーサがあった。



「クククッ…なんと無様な、しかしこれで邪魔者は居なくなったな」

大喜びの魔人の執事さん、と、その仲間たち。

「こんな簡単な仕事で金が貰えるなら何度でもやるぜ」

「エルフの国を消した罰だ!」

「ここの建物の素材は金になるんじゃねーか?」

亜人やらなんやらが好き勝手におっしゃります。

「ナハハハ!そうだな!」

俺も同調する。



「「「!?」」」



「どうした?」

首を傾げる貴義。

「き、きさま!何故生きているんだッ!!」

執事さん困惑。そして戦闘態勢の亜人共。

「何故…か、うーむ」

発動、【身代わり君・弐】

「「こんな感じ?」」

「へい!貴義!俺が死んでるぞ!」「ヘイ!貴義!良い死に様だったぞ!」

パチーン!と手を叩きあう。


「ま、まぁ良いでしょう…、また死ぬだけです」

パチンと指を弾くと地面から大量の魔人が出てくる。更に増援の亜人。

「んじゃ、貴義ー!一旦消えますわー」

「うーい、すまんなー」

片方の貴義はドロンと消えた。


「よっこいせ、こんなん使えるかしら?」

ルームから出てきた。

黒い身体、六枚の翼、立派なツノ。

「おおう、かっくいーなコレ」

貴義以外は震えあがる。


―――我が名は―――

すでに亜人は全員気絶、魔人は動けない!

―――ルシファー…―――


風が強くなる。

―――また輝ける…―――


「ああっ、光がっ…」「暖かい…」

魔人共が砂となり消えていく…。そして貴義は街を回収していく。

「何故だっ!あと一歩の所でぇええ!!私が王になればッ!お前さえ居なければッ!!」

執事さん、無念。

「るーふぁうすさんや…わしゃ耳が遠くて遠くて…ふがふが」

「タカヨシよ、私が面倒を見てやるぞ」

ルーファウスがなでなでしてくれた!やる気マックスや。


「貴女も生きていたのですかッ!?ということはあの二人も!?」

執事さん、慌てすぎておもろい。

「鮮血の名は伊達じゃないよ!」「爆砕、つよい」

ちょっち向こうから色々まき散らして参上。


―――終わりか―――

「お疲れルシファー、部屋にわらびもちあるから食っていいぞ」

―――また呼ぶがよい―――


いそいそと扉に入っていく魔王とかシュールすぎだろ。


~ルーム、キッチン~

―――わらびもち…、どこだ?―――

「アッ!ルシファージャーン!」

小さい蠅が話しかけてきた。

―――ベルゼブブか…、何用だ―――

「イヤー、コノ、モチモチシテルノガオイシクテ―!」

―――それは…―――

「ワラビモチッテイウノ?チョーウメーノ!」


カッ!!






~ルーム外~


ん?まあいいか…。

「さて、残すは君だけよ~ん。ひつじちゃーん?」

真の姿なのか、執事はまさに悪魔…、巻いたツノが印象的なフェイスになりました。

「こうまでされては…、どうしようもありませんね…」

哀愁漂うひつじ。

「まぁ、相手が悪すぎたと思ってくれ」




「ですが、これはどうですかな…?」

「え?」



身体が黒い球体に閉じ込められる。

「最後の最後に…、【強制転移】の魔法です…。もっとも、どこへ飛ばされるかはわかりませんが…」



「なるほど…、やるな。おい、ルーファウス」

声は届いていないようだが察してくれたみたいだ。


「タカヨシ、油断したな」

「でへー、それほどでも」

何故か球体へ瞬間移動してきたルーファウス。

「新婚旅行な感じで行こうか!ケレンもイーサも!」

もちろん二人も





そして貴義達は消えていった。







「アッー!マジ、ルシファー!?カンベンシテ!!」

―――ゆるさん!絶対にゆるさんぞ!---


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ