お も て な し
「はぁ、はぁ…。もう追ってこないな…」
何かから逃げてきた男。
「あんな魔物見た事無いぞ!?」
「と、とりあえず、この先にエルフの国があるんだったよな?」
多分冒険者であろう男たちは周囲を伺い、先へ進む。
「ひかり…?おい!何かあるぞ!」
冒険者の一人が森を抜け、何かを見つけた。
「ま…ち…?」
煌々とした街、街灯。しかし建物にしては綺麗すぎる。
「おい!なんだここはっ!?」
混乱しながら街へ入って行く三人。
「おーい!誰かいないのかー!!」
返事無し、気配無し…。
「誰も居ないな…、しかし生活感はある…」
「気味が悪いな、しかしこの建物の材質、灯りは火では無い何か…」
おかしい…、王都の建物ですらここまで綺麗ではない。
そう考えていた。
「おい!こっちに何か書いてあるぞ!」
三人は街を歩いてると看板らしきモノを見つけた。
【ようこそ、タカヨシの国へ】
「タカ、ヨシ…の、国?」
「ここはエルフの国では無いのか…?」
「なぁ…、タカヨシって言えば前に手配されてた奴じゃ…」
勘の良い奴も居る。
そこへ一人の男が近寄る。
「お、第一村人…、ん?村人じゃないな…」
冒険者達は突如現れた人間に驚いた。
「あ、初めてのお客さん!らっしゃーい」
締まらない貴義。
「「「え」」」
すると、周囲の建物から異形が沢山現れる。
全身緑の兵隊や、先ほど追いかけられた化け物の恐竜。
明らか魔物やら、ゴーレムが出てくる。
「生きて帰れるか…」「モンスターの集団だと…」
「切り抜ける策は…」
冒険者は自分の相棒に手をかける。
「あー、そこのお兄さんがたや!とりあえず武器離して来てくれ」
交渉
冒険者は顔を合わせ考える。生き残る術を。
「わ、わかった…」
何か諦めたような顔をして来た。
~冒険者、シルバーファング~
「なぁ、ピート…俺は夢でも見てるのか」
「んー、どすかね?あ、これ美味いっす」
見たことも無い食べ物を食べる。
「しかしあの死んだはずのタカヨシが国を作ってるなんて誰も想像できないでしょうね」
ファミレスで飯を食べる3人組。
「まあ運が良かったと思って食べましょうか…、なるほど、この絵を思いながらボタンを押すと出てくるのか…」
メニューを見てボタンを押すと
ポンッ
ステーキが出てきた。
「んで、リーダー、この後はどうします~?てかギルドになんて報告すれば良いんすかね」
ピートくん率直な疑問。
「あー、あー、えー…。そのまんま報告するしか、無いだろ…」
「さあ諸君!腹も満たされたら次に行くぞ!」
外からタカヨシの声が聞こえる。
「なんだか歓迎ムードでシュールですよね…」
そう言って三人はファミレスから出て行った。
~貴義~
いやはや、おもてなし楽しすぎだろ!
異文化に触れてビックリする顔が面白い(笑)
「な、なんだこの動く箱はっ!?」
車です、ドッヤァァア!
「うおっ!?水がでる!?」
水道でぇす、ドヤヤッァ!もうキリがないNE!
あの冒険者たちの帰り際にお土産渡したときの顔もやばかった
「あ、これ持っていきなねー」 缶詰
「あ、ありがとう…」
開けて食わしたときの顔の引きつり具合が傑作だったな。
さて、どんどん発展させようか!フハハハッハハハハッ!!
なんだかんだで評価が上がってて驚きました、今後もよろしくお願いします!