整地中
「王様ー、もうムリポ…」
部下が一人倒れる。
「えーるふのくーにがショウメーツ?ナハハ!字が読めんぞ!」
王様、眼が死んでますよ。
エルフの国が無くなった事は、既に各国に知れ渡っていた。
デュール、クォーツは勿論ですとも。
「旅行中や国外に居たエルフは助かったわね…」
「ぎるますー、情報寄越せってギルドにいっぱいエルフやらなんやらきてますー」
「こっちも知らないわよ!!」
「なー、次はエルフの国に向かってみようぜ!」とある冒険者は言う。
「お、いいねぇ!お宝があるかもな!」
「とある日から魔力の余波が凄いわ…」
「魔王が出てきたんじゃねーか?」
様々な憶測が拡がる。
そんな事とは知らずに…
「うーし、全員整列!」
元エルフの国で貴義は指揮をとる。目の前の隊列、両足が緑の板で歩きにくそうな兵士。
「百均に一箱100体入りとかやべえな…」
全身もちゃんと緑の兵隊。
「タカヨシ将軍に礼ッーー!!」
先頭の兵士が叫ぶと
ザッ!ザッ!
この様に綺麗にピシッと。
「えー、諸君…、これからこの街の警備を頼むよー」
「「「ウワアアアア!!」」」
歓喜な軍団である。
あとはー、これかな。
「んで、君らは周囲を散策ね」
「キシャー!」
恐竜フィギュア、百均で50体入りでした。
「街の周囲はどないするか…結界か壁にするか…うーむ」
街は出来ていく。