突入
ガラッ!
しーーーーーん
「たらいま」
しーーーーーーーん
「た、たかよし!怪我は!?」「大丈夫か!?」
勇太郎と賢治が心配してくれる。
「でーじょぶだー腹減っただー」
空気が解放される感じがした。まだお昼になってから時間があまり経っていない。
「タカヨシー!」「どこだー!」「弁当だぞー!」
ガラッ!
教室に美女三人が入ってきた。
「ファッ!?おうちで待ってて言うたよね!?」
「腹を空かせていると思ってな!」「男には飯だ!」「ここが学校か…」
黄、赤、青の順ですね。
「ふはは、ふははっはは!わー飯ダーナンダロー」
チョーウレピー。
ざわつく教室。
「それじゃー早退しますー!」
ランナウェイ貴義。
「待ってくれ!タカヨシー!」「「行くぞー」」
三馬鹿に成り下がりそうだ。
「なぁ、貴義…、変わったよな…」「ああ、ぶんなぐりてぇな」
※後日、先生に怒られまんた。
~自宅~
「ふぁぐよー、ふぁんといえにふぃろいうふぁやろー(たくよー、ちゃんと家に居ろいうたやろー)」
もぐもぐと言う貴義。
「いやー、腹が減ってると思うとなぁ」「そうそう」「良い夫になれない」
「は」
ナニイテンダコイツラ。
「そ、そうだぞ!親も紹介して、養ってもらって…」「母上様も良い感じだったしな!」「タカヨシ、意外と良い」
飯が旨いな…、まじかー。
まじかー。
この先、どう暮らすか…。
暮らす、家…。ん?お、良い事思いついた。
「ちょっち、待ってろ。出かける!すぐ戻るから!」
~ホビーショップ~
これとー、これ、んでこれと、ネタでこれもいいな。
「すんませーん、会計おねがいしますー」
「12万9000円になります!ありがとうございましたー」
人生でバイクの次に高い買い物したな…。
~自宅~
「って、ことで!お前らいくぞー」
ドアを開ける。
「「「おー!」」」「ぐひゅるー!」「ヘイカー!」
光に包まれていった。