異世界感とは
「あー、学校だりーな」
徒歩で学校へ向かう貴義。異世界前よりはやる気です。
他の奴らはお留守番。出るとやっべえと脅したから大丈夫だろう。
「おーい、デブちゃん学校にきちゃったんですかー?」
「マジウケるんだけど、あのキモ豚!」
うぇーい、やってきたー。いじめっ子軍団いらっさーい。
「うえ、え、なんですか…」
おっと日頃の俺だ。
「よくそんな顔で学校これるよなぁ!」
生まれつきですのー。
「ご、ごめん…」 流れに逆らわない。
「ああ?ごめんなさいだろっ!」
胸倉をつかまれる。
「あはっ」
今日は良い日だ…。
ガタイが良くても卑屈じゃいじめられる…。しかし色々あってそろそろ、ねえ。
「うぐっ…」
首を絞める。 周囲が騒ぐ。
ポイッと離すと周囲がまた騒ぐ。
「てめえっ!何しやがんだっ!殺すぞ!」
「調子乗ってんじゃねえよ!」
おっほっほ!
「あー、ゴミが何言ってるかわからんな~」
前髪をあげてオールバックにし、落ちたバッグを回収して進む。
異世界の補正か知らんが自信がすごいな。
教室について友人が寄ってくる。
「印象変わったなぁ!」
来たのは勇太郎と賢治だ。良い奴だぞ。
「まあ、イメチェンだ。デブなりのな」
「前よか全然良いぞ!」
「オタク同志としてコスプレをおすすめする」
所謂、オタク仲間だ。
キーンコーンカーンコーン…。
もう昼休みか…。あ、弁当忘れたな…。
ガラっ!
「あいつっす!朝、あいつに首しめられたんす!」
えー
ぞろぞろとヤンキーもどきが教室に入ってくる。ここいつの時代かなー。
「てめぇか、ウチのダチに喧嘩うったのは…」
いかちーのが言うてくる、そいで友人はガクブルしてるー。
「いやー、勘違いじゃないすカネー?」
「とりあえずこっちこいやぁ!」
連★行
「「たっ、たかよしぃー…」」
校舎裏なう
時すでに不良くん達はボコボコだけどNE!
人を殴り慣れていないから加減が難しいのう…。
~五分前~
「オルァ!!」いきなり殴りかかってくるんで。
「いえーい」パシーン、パシーン ソーコム(エアガン)で顔面を狙います。
「いたっ!てめっ、いてっ!ゴフッ!」
ひるんでる内にタックル。銃の柄で殴る。
ガスッ!ガスッ!
「よし!次!」
血まみれです。ヘッドがやられると烏合の衆ですな。
こんな感じで頑張ったら終わってたよ!
「ふぃー!腹減ったな、とりあえず教室もどろう」
腹をすかして戻っていった。