自宅
光が…。
あ、おおおお!!
ガチャッ
変わらない布団!棚!パソコン!携帯!テレビ!
「いいか、三人とも待ってろよ!うへっひ」
有無を言わさず部屋を出ていく。
「母上っん!!母さん、帰ったでー!」
上機嫌なう。
「何言ってんの、さっき帰ってきたばかりじゃない」
そう言って笑う。日常、そうこれが俺の日常。
「いやーさー!実はさ…」
異世界に言った話をする。
「は?じゃあ何、女の子三人も連れてきちゃったの?」
そこかい!まあ普段から変なこと言わへんし、信じてくれた笑
「ちょいまっとてー」
階段を駆け上がり、自分の部屋。
「なあ、これなんだ?」「裸の女、だな」「タカヨシもやはり男か」
ちょおっおおおおい!何見テンだこいつら!秘蔵コレ!
「「「あ」」」
「はぁ…、家族紹介するわ…」
折れないよ!お兄さん心折れないよ!
「タカヨシの家族か…」「やはり変なのでは?」「い、いきなり家族か」
なんだコイツラ
「えー、と紹介してちょ!」
母上の前に三人並べる。
「えー!魔王のるぅふぁすです!た、たたかよしがつれてきました!」
なんで声裏返るねん。
「ケレン、でしゅ。たか、よしも連れた」
噛む、そして意味不明。
「イーサだ!」
それだけかいな。
「ほー、本当に異世界で女ひっかけてきたんだねぇ」タバコスゥパー
母上、楽しんでるな。
「んで、資金なんだけど…」
ゴトッ…
金、宝石類
「これ捌いて充ててくれん?」
ダメかな?
「ふーむ、なるほどねぇ…。貴義も漢になったわね」
母上は机の上に置かれたモノを回収していった。
「それで、戸籍は?あー、まあ準備しとくわ」
さすが母上、ようわからん仕事してる。
こうして、謎の共同生活が始まった。
初日は挨拶だけして、俺の部屋で布団を敷いて就寝。
起きたら三人に纏わりつかれてた、なんてことはなかった。
そして壊れたプラモデルたちを修復。
なんとかパテや余剰パーツを駆使して全員復旧!
しかしサイズ変更ができなくなり、元のおもちゃサイズで過ごしている。
「ヘイカー!ヘイカー!」
ウルフ隊は他の三匹、三機と隊列を組んで遊んでいる。
土日を越え、学校だ…。