結果。
多分、今の気持ちはー、なんていうんだろ…。
んー、空虚、虚無。違うな、イライラ、これでも無い
更地で椅子に座り、考える人ポーズで導き出す答え。
「カイッカンッ★」
ここ、エルフの国だった場所、サラッサラーの更さーら地ある。
最早、ここにエルフ達が居た痕跡などは無い。
「それでは皆様、ここで何があったか御教えしようっ!イッツァショータイム!」
独り空に指差し決めポーズを取る貴義はメタい。
数時間前
「あら?ゴミかしら」
アポカリプスを踏み潰された。カードもすべて破れ、趣味の銃もダーツもバイクくっつけていくも壊れた。
「フフフっ、フヒヒ…」
貴義の身体から魔力が噴出する。
「な、なんですか!?この魔力は!?」
その魔力は貴義の『壊れたモノ』へ浸透していく。
貴義の様々なアイテム、そこに魔力で無理矢理くっつけていく。
歪なツギハギ。
カードの効果、プラモデル、銃もバイクも何もかもが混ざる。
そして完成していく。
「あー、はーん…作り直さないとねェ…」
勝手に発動していくカード。
小型のタイフーンが幾つも発生し、透明な岩が雷を纏ってエルフの国、各地へ飛んでいく。
中には透明なびっくり箱が周囲のエルフを浮遊させ、小さな次元の窓から弾丸が飛び交う。
建物は燃え、崩れ。
エルフ達上空から飛び落ちて、流れ弾で死に、プチメテオに感電しながら圧殺されていく。
「な、なんなのよ!これっ!?聞いてないわ!そこの人間!今すぐ止めなさい!!」
この喚きもすぐ終わる。
グヂュルブブブブッ!!
形容し難い、牙、羽、先ほど壊した小さな人形だったものが混ざったモノが居た。
周囲にはひゅんひゅとなナニかが飛び交っている。
抵抗を見せるエルフの精鋭達。
「ここは危険です!お逃げひゅっ!?」
一人は潰れた。
「「「ウオオオオオッ!!」」」
他のエルフは勇気を振り絞る。
剣や弓、魔法で応戦する者、様々。
生物で無く気配無く、透明な化物にどう闘えと。
貴義が今まで発動していなかったカードも出てきた。
突然小さく、米粒大になったエルフや
見たことも無い化物に追い掛け回され、食べられる。
または光とともに塵になったりなど恐ろしいモノばかり。
女子供など関係無い。
「あ、あやまります!ですから!ですから!もうやめてください!」
ナニかが言ってくる。
「〜♪〜♪」
元の世界にいた頃、プラモデルやらを作るときは鼻歌を歌いながらな貴義。
今はその作業なのだ。
近いづいてくるモノは邪魔でしか無い。
確か、そのエルフも消えてしまった。
そんで冒頭、椅子を作って考え事。
「いやー、壊されるとか溜まんねぇわ、初対面でとか特に」
なーんかこの世界そんなんばっかやん…。
帰りてぇな…。
今の魔力でなら、テンションなら異次元ドア創れそうだな!