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異世界で趣味を満喫する  作者: たかよし
64/75

ぽいっちょ

「」

放心状態の魔王。


「うーむ、どうしたものか…。触ってみるか、いやでもな、ゲヒヒ」

ゲスい顔になるよし。

「少しよろしいですかな?」

後ろから良い声が…。執事?

「あ、はい、なんでござんしょ?」


「ルーファウス様がお困りのようでしたので…、ワタクシ、執事のレグナント…と、申します」

この執事、強そうだ。



「それでは、こちらの方へ…」

どうやらおもてなしをしてくれるみたいだ。



「お、ありが、とおおおおおおっッッ!!」

通された部屋、一歩踏み出した瞬間の浮遊感、落ちてるぜー。

「それでは、ごきげんよう…」

上から響いて遠ざかる声に腹が立つ。








ボボボボボッ!


「どんくらーい、落ちんだろなー。手を広げるとわーすごい、風を受ける音ー」

かれこれ10分くらい暗闇から落ちてる。


「ん?明るくなってきたな、おろ…ろ」


下に広がる雲、上には星ですか。


「わーお、スカイダイビング(パラシュート無し)ですかー!」

とりあえず色んなポーズを決める。

仏像!土下座!荒ぶる鷹!雑魚寝!


「意味なし!!」

雲を抜けると緑が見える。大地と森。


そして街?




Q:このまま落ちるとどうなりますか?

A:街のど真ん中にクレーターができます。





「わーお、何か良いものはないかなー、ないかなー。発動!」

【スカイクローラー】



カチッカチッ!ブブブブブッ!!



目の前の光の中から変な音が聞こえます。

あ、来た。

デカい黒い蟻のような顎、ムカデみたいな身体でトンボみたいな羽。

「きょええええええええええ!!?怖いっす!まじ無理っす!」


虫があんまり好きでない貴義。

落下に合わせてストンとスカイクローラーに座る。


「あー、やばいね、これはやばいね。これ次召喚できへんね」

白目着地。

「これ混乱しか生まねえな」

【インビジブル】

「う、うーし!そのへんで降ろしてくれ!」

スカイクローラーに声をかけ降ろしてもらう。


「まあ、この辺からあの街へ向かえばだいじょぶやろ!お疲れさん」

スカイクローラーは光の中へ消えていった。



とりあえずテクテクぼちぼち行きますかね。




「ちっくしょー、あの執事覚えてろよ」

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