休め、若人よ
「おー片付けー、おー片付けー」
適当に口ずさみながら3匹、3機、2人を回収。
3匹、3機は素直に、というか小さくなってルームへ入っていく。
イーサちゃん、ケレンちゃんは自分で持ち上げ回収。おさわりしまくりでしたあああ!!
むっちむちやがな!ええのうええのう!
二人をルーム内、寝室へ入れて布団をかけておいたぜ…。
何かあればウルフ隊がなんとかしてくれる、はず。
なんとかちょうky、仲よくなってムフフ…。
そういえば、魔王直属なんちゃらとか言うとったような…。
「まあいいか!」
貴義は行く、大量の魔物の屍をこえて…。
~ルーム内、寝室~
ここは…、なんだか心地がいいな…。
! ?
ガバッ
「な、どこだ…ここ」
イーサは記憶を辿る…。魔王様の命で下級魔族を使って、エルフの国へ向かうとこで、暴れる魔物…、男、タカヨシとか、言ったか…。
そいつに喧嘩を売って…。
「んんっ…」
横にケレンが寝ている。
謎だ…。
「それにしても、この部屋…、すごいな。そしてこのベッドに布団…。」
どれも見たことのない、触ったことのない触り心地。
きっと高級品であろう。
「おい、ケレン!起きろ!」
「ふぁあい…」
ケレンは顔をこする。
「ここぉ…どこだ?」「知るか」
周囲確認。 扉を見つける。
ガチャッ
開いた。
瞬時に戦闘態勢の二人。
「「シッ!」」先手必勝
ガキィイィインッ!
「随分ナ挨拶ダナ…」
二人の鋭利な爪にまったく動じない。
「ナっ!?」「効かない!?」
二人は焦り始める。
「陛下ガ、オ前達に…」
そう言って甲冑の男は皿を出してきた。
「腹ガ空イテイルダロウト用意シタ」
おいしそうな匂いがする。
ぐぎゅるう~
マヌケな虫がいたようで。
「「い、いただきます」」
羞恥心で負けた。
「マタ来ル」
彼は去っていった…。
「うまいわ!こんなおいしいの食べたことない!」「イーサ!はしたないわよ!あ、それ私のよ!」
なんだかんだ適応しているふたりであった。