ララ、ランダ砦
「えー実況の貴義です、目の前にゴーレム?がいっぱいです。そして敵視してるっぽいのは何故でしょう」
バイクを走らせ砦を見つける→進路にゴーレムが!
ゴウンッ!
いきなり岩に擬態していたっぽいゴーレムの腕が左から来る。
「チッ!発動!シールド!」
カード、絵に盾が描かれている。
ガキィィイイイン!ガキィィイイイン!
ゴーレムがパンチを続ける。盾性能良いぞ!
左に一体、前方に六体か…。隠れてるのは、今のとこだいじょぶそうだ…。
「違う作品のカードはどうかな…、発動」
今までは日本製のポップな感じだったが、今回は海外製だ。
【ストレインジ・リアリティ】
ゴーレムが俺の前の整列した。
ガチョンガチョン!ばきんボコッ。
洋式トイレ、真実の口っぽいの、ミニ斜塔、完全な球体。
ゴーレム達はそんな形になって活動を停止した。
「……、うむ、さすが海外製」
たぶんこの世界ではオーパーツになってしまうだろうな…。
「ググゲッ!」「ゲーゴ!ゲゲゴ!」
音で近づいてきたのか。トカゲマンめ。
二足歩行、土色で鱗な肌、鎧と蛮刀。リザードマンですね。こんにちは。
「んー、こんにちは!」
声をかけて手をふってみる。
「ガガッーーー!!」 どうやら興奮している、交渉失敗。
岩の上から駆け下りてくる二匹。
「実験タイムです」
懐から久しいソーコムmk-23を取り出す。
パスッと乾いた音が鳴る。そして足にヒットしたリザードマンは倒れます。
「ゲッ…ゲギャア…」
痛いですと言わんばかりです。 もう一匹も驚いて一時停止。
「これ使ってみたかったんだよね!発動、グラビトン・ボックス」
これも海外製です。
シュイーーーン…シュイン、シュインシュイン
戸惑っている無傷のリザードマンの周囲に白い線が伸びる。
そして四角となり、上下左右、前後ろと壁を作っていく…。途中で異変に気づいたリザードマンは四角から出ようとするも『箱』から出られない。
「ゲーギョ!ゲーギョ!!」ガンッガッ…
剣を打ち付けど箱に傷はつかない。そして箱が収縮を始める。
「おおー、どうなるどうなる!」
『箱』はどんどん小さくなり、中のリザードマンは狭そうだ。
「ゲッ…ガ…プギュッ!」
小さくなった箱はチョコ一個くらいになり、真っ赤だった。
えーぐーいーぞー!!嗜虐心に火が着火マン。
「お、良い事思いついたぞ!」
貴義はその『箱』を持ち、先ほどまでその光景を見て逃げ出そうとしているもう一匹のリザードマン。
首根っこを捕まえて、口に『箱』を入れてあげる。
「よっーし、逝ってみよう!」指パッチン!
・
・
・
「あれ?」
バヂュンッ!
リザードマンのお腹が破裂した。
「うおー、すげー!おっほほ!」
ぱっちんで決めたいとこ、締まらない。
「さて、面白いもんみたし!行くか!」
前方に見える砦へ向かう。
~ランダ砦~
「おい、見たダナ…」「ああ、まずいダナ」「あの人間、恐ろしいダナ…、リザードマン、ゴーレムがすぐやられたんダナ!」
エメラルド・ドラゴンが岩に潰されて、現れた人間。
集落内ではそれも今、ゴーレムらを屠った人間ではと囁いてる者が大勢いた。
「来たぞ!あいつが!人間がきたダナああああああッ!!」
戦慄ランナウェイ
「お、ついたった。すんまへーーん!誰かいますかああああ!!」
貴義、ランダ砦 到着!!