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異世界で趣味を満喫する  作者: たかよし
43/75

帝国の裏道にて

元凶は自分でした!




「あー、あー…めんどくせぇ…」

貴義は手配書を読む。

【タカヨシ 見つけて、捕まえたら10万バル】

宛先 闇ギルド、クリストフ

   エルフ公国 ヨルフト3世


ご丁寧にも似顔絵付きですか、そうですか。


手元のカードで悩む

【UR 闘神ヴァージラ】

【SR メテオ】


これ使ってみようかな…


想像する


『発動!来いっ!ヴァージラ!』

10mほどの防具を纏った男が街で暴れる


『発動!クククッ…メテオ』

空から大地が降ってくるの残るのは巨大なクレーターのみ…



後者は後腐れなさそうだなー

でも罪悪感がヤバそう…うーむ。



知らない国まで行くのもアリだな笑。まあ色々してみるか…名物料理とか食べたいし…



考えながら帝国の街を歩く

ローブを深く被っているため、早々にはバレんだろう。


「そこの貴方、よろしくて?」


後ろから

なんだか変なのやってきたっーーー!

「なんでしょうか?」

ゆっくり振り向いた。 わーお美人縦ロール

厄介事だろうなー。

「おい!そこっ!逃がすな!!」

厄介事だろうねー。



「お嬢様…そろそろ戻って来てください」

デキそうな執事が言ってくる。



「嫌よっ!!私はこの人と駆け落ちするわ!!」

金髪縦ロールちゃんが俺の腕を掴む。


「なるほど…あくまでもご当主の意思には従わないと…」

モノクル光ってるー!かっくいー!



トンッ…


優しく金髪縦ロールの意識を落とす貴義。



カクンッ…

まるで操り人形の糸が切れたように倒れ込む、のを

「よっと、んじゃそっちに返しますねー」

抱えてフラグを圧し折る貴義


「駆け落ちは嘘と分かっていましたが…、ですが、ありがとうございます」

一瞬驚いた顔した執事。ワガママ娘をもつと大変ねぇ。


「宜しければ、お名前を伺っても良いですか?いずれ、御礼をしたいので…」

品の良い感じですね。

「いや、面倒そうだから良いです」

フラグバッキバキ。


「オイッ!こっちが聞いてるんだ!答えろ!」

執事の後ろの騎士?が威嚇してくる。



「わーお、おじさんこわーい」

棒読みでおちょくる。

おお、青筋たって苛ついてんなー…


「ああ、うちの衛兵が失礼しました…なにぶん面子というのがありまして、なのでどうかお名前だけでも…」

ほほう、なにか裏がありそうですが。



「タカヨシです、よろしく」

そう言って元の方向へ向き、歩く。



「では、後ほど御礼に伺います」

頭を下げ、一団は去っていった…。




あ、名前聞いてないやっ!!





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