エルフがエルフで逃げ出した
その頃ルーム内
「ハジメマシテ…ダナ」
ウルフ隊のリーダーが、タイちゃん達に挨拶をする
ぐひゅるー!
3匹の代表的に挨拶を返す
「ヤハリ、陛下ハ素晴ラシイ…」
どこか恍惚としているウルフリーダー
自分含め、様々な者に命を吹き込む
まさに神であろう、と
ぐひゅひゅー!
タイちゃんがウルフリーダーを引っ張る
「ムッ…ドウシタ」
引っ張られたウルフリーダーはタイちゃんに連れられ、作業部屋へと入った。
「ホウ…コレヲ開ケレバイイノカ…」
ビリッビリッ…
ぐひゅるー♪
〜エルフの村前〜
「で、ですから…たまたま通りかけただけでして…」
「いや、嘘だ!エルフの奴隷を手に入れる為に来たんだろ!お前みたいな貴族のぼんぼんが兵士引き連れてよく来るんだっ!!」
拉致あかねぇ。半ば帰ろうかなーと考え始める貴義。
そこへ、勝手にルームが起動
ガチャ
えっ
「ご、ご主人様ぁ…!」
なんだろうこの色っぽい声は
「ぬぁっ!?」
貴義、驚愕
な、なぜボンッ、キュッ、ボンッ、なエロい格好したエルフ?が居るんだ…!?
し、しかもこれは【マジカルえるふ!リーナちゃん!勿論キャストオフ可 9800円】じゃねぇか…
ハッ…!?
「やっぱり、そうじゃねぇかっ…!!」
「あんな娘が…」「なんてはしたない格好させてるんだ…」
「いやー、ナンテイウカナー!ソウダ!用事がデキマシタ!」
マジカルえるふ、リーナを呼ぶ
「お、おい!ルームに戻ってなさいぃ!」
裏返る声
「だっ、だって…ご主人様と一緒に居たくて…」
ズキュウウウウウンッ!!
「ハッ!?いかんいかん!…あ、あとで相手したるから…」
「おい、やっぱり手ぇ出してるぞ…」「しかもご主人様なんて呼ばせて…」「可哀相に…」
言葉選びをミスる
「は、はつどう!身代わりくん!カモンっ!!」
形振り構わず発動
ボンッ、シューーーーー!
うわっ、なんだ! 煙がっ!
眼に入った!
エルフが喚く
そして煙の晴れたとこには
【身代わりくんです、それでも僕はやってない】
「手配書出しとけっぇええええ!!」
エルフの男が叫ぶ
「あぶねぇ、あぶねぇよ…久しぶりにキレて屋上連れてかれるとこだった…」
ベルゼブブに乗って森を駆け抜けていた。
しかし、何故勝手にあれはままだパッケージから出してないぞ…
そう言って、適当な場所でルームを発動し、ベルゼブブと入っていった…