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異世界で趣味を満喫する  作者: たかよし
36/75

闇ギルド

牢屋から出た貴義


「どうすっかなー…腹は満たされた、プラモも結構造ったしな…」




暗がりを歩く



闇が動く




「動くな…」



耳元で囁かれた…





「暇つぶしが来た…」

貴義はボソッと呟く




「ひっ、ひぃいい!」

貴義は情ない声を出す







~闇ギルドの男 視点~


目の前の標的、170cmは無い背丈、冒険者…とは思えない身体付き、そして隙だらけ…

主の命はさ逆らえん、連れて行くだけだ…



「動くな…」

ナイフの刃を首に突き付ける



多少の怪我は許されている…




「ひっ、ひぃいい!」

相手から情ない声が出る



「黙ってついてこい…」

そう告げると青い顔をした





簡単な仕事だったな… 男はそう思った。





~クォーツ街内にある闇ギルド~


「連れてきました…」


「おっ!来たな…」

黒ずくめの男から報告を受けた派手な格好をした人物は喜ぶ



ドア越しから

「た、たのむ!殺さないでくれぇ!!何したって言うんだ!!」

若く情けない声が聞こえる


バンッ!


豚みたいな身体が蹴飛ばされて入って、地面へと転がった





「ようこそ、闇ギルドへ…」

派手な男が演説っぽく語る




「闇ギルドマスターのクリストフだ…初めまして、タカヨシ殿」


面白い事になりそうだ

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