出発
朝
「~♪~フンッ!!」
ルームにてフライパンをふるう貴義
「やっぱ朝飯は白米とスクランブルエッグでパリッとしたソーセージだ」
どや顔で盛り付ける
「むぐむぐ、はふはふ!」
「あ~ごちですー…」
適当に武器や作成したプラモを選んで陳列
(これ、カードとかの能力も発動できるんじゃね…、まあ後で試すか)
デッキを懐へ
「いってきまーす!」
ぐふゅるー、がぼぼ、ぎゅうー
三匹がいってらっしゃいと唸り、ルームを出た…
~門~
「うー、朝は寒いな…、そういや今日の護衛はまだ揃ってないのか」
依頼主の商人、サンドは言う
「サンド様、こう言ってはなんですが、所詮は冒険者です…、あまり期待しても、といった所でしょう」
専属護衛のタイルは諦めた顔している
「しかし、ここに来るまでに魔物に襲われて、手薄になってしまったからなぁ」
穴埋めを求めているのも事実
そこへ
「おはようござまーす」
間の抜けた青年の声がした
「して、君が今回の護衛だね?…、私はサンド商会、会長サンドだ、よろしくたのむ」
おお、腰が低い感じで良い…
「そして、私が専属護衛のタイルだ…」
こっちは融通気かなそうだ
「冒険者ギルドのタカヨシです、ランクはBで、武器はいろいろあるのでよろしくおねがいしますー」
「基本は馬車で向かう、その再に魔物や盗賊に襲われたら頼む、またタイルの指示に従ってくれ」
そう言ってサンドは籠へ乗り込んでいった
「Bランクなら大丈夫だろうが、あまりヘマはするなよ…」
タイルが睨みを利かしてる…んだろうな
「ういっす!」
どこまでも軽かった
いざ、クォーツへ!