クリエイティブルーム
「フハハハー!風呂じゃ!お風呂!」
そう叫びながら風呂に入る貴義、テンションは高い。
あのゴブリンとの戦い後、どうしても風呂に入りたくなり試行錯誤
そういえば、とスキルのクリエイティブルームを思い出す。
「どう出せばいいんだ、これ」
唸る、捻る、出る、出す!
「おい!出ろ!『クリエイティブルーム』!!」
目の前のは某青いアレが出す◯◯◯◯ドアしかり、それっぽいドアが
「ほおおおおお!!出よった!風呂でもクリエイトしてやらあ!!」
ガチャッ…
ドアを開けた先には、普通の玄関
「なんかそこそこ良い部屋、というか家? おじゃましますー」
異世界人、もとい日本人の彼は普通に靴を脱ぎ、あいさつをしながら入っていく。
「おお、なんか良いぞこれ!冷蔵庫がちゃー笑」
貴義は電気屋で冷蔵庫のサンプルを見るかの如く開ける。
「食材いっぱいやーん!! たぶん自分の魔力うんぬんから補填してんのか?」
そう言いながら冷蔵庫に入っていた水を飲む
「プハッー!いぎがえるううう」
その足で風呂場へ向かう
「ユニットバスじゃない!トイレ別!最高だなオイ…」
の、結果が冒頭のアレである。
そして風呂から出て…。
「クリエイティブルームって言うくらいだから、他になにかあるはず…」
貴義はまだ入っていない部屋へと足を運んだ。
やはり人間をダメにするものが無いとね()