遭遇
<称号>
・異世界人 ・限界突破者 ・創造主
「…なかなかたいそうな称号ですな」
何ができるかよく解らないが、色々試してみますかねぇ…。
「まずはこのだらしない身体で、と」
軽く走る
「お、お、お?」
軽いな…、ジャンプしてみるか…。
「フッ!」
あー、空が広いなー 気持ちがいいーイイイイイィィィィイイイイ!!?」
このジェットコースターで落下する感じはヤバい、なんて考えてる内に
ズッドォオオオオオンッッ!!
「こ、こええええええ!!そんな跳ぶんかいっ!!」なんて独り漫才をおっぱじめてしまった。
『レベルが上がりました』
「ん、なんぞ?」
レベルが上がったらしいのでステータスオープン
レベル4
HP:7600
MP:87000
「レベルあったんかい…」
貴義の足元には何かの死体があった
「えっ…」
「ゲギャッゲギャ!!」
そして貴義の周りには成人男性の腰ほどの高さの生き物、緑っぽい肌、ぎょろっとした眼
「うん、ゴブリンですねわかります」
ぺちっ、ぺちっ…
当たる
コティン!ぺっちん!
当たってる
「うーむ、どうしたものか…」
目の前のゴブリン達は棍棒やらなんやらで叩いてくるが、異世界人特有なのか
効かない。
とりあえずちょっと抵抗してみようかな…
貴義は手でゴブリンの手を払った。
バチュン!
「え」
ゴブリンの手から肘までが弾け飛んだ。
「グギャアアアアアア!!」
まるで、俺の腕があああ!と叫ぶゴブリン そして恐怖が周りのゴブリンへ拡散していく。
「ぎゃっぎゃあぎゃぎ!」 「「ギャーギョグウ!」」
ゴブリン達は一斉に逃げ出した…。
取り残された貴義は返り血を浴びて呆然としながらも言った
「風呂、入りてぇ…」
チュートリアルにありがちなゴブリン!!