冒険者アーク③
「んっ…、ここは?」
「おっ、アーク!起きたか!」
「アーク飯食うぞー」
いつもの二人が俺に声をかけてくれる…
「あ、ああ…、あれ依頼で、森へ行って…」
何かすごい怖いことがあったような…
グヒュルー…
「!!」バッ!っと周囲を警戒するアーク
そして見つけた化け物
「お、お前ら!離れろッ!」武器が
無い、だと…
「…」「…」
無言の二人
そして
「…ぷっ」「フッ…」
爆笑
「離れろッ!あっははは!アークのあほずらおもしれえええ!」
イーラスが腹を抱えている
「ま、まあ仕方ないだろう、俺らも起きた時は…なあ」
そういって含み笑いなオルグ
ぐるー
どこか申し訳なさそうな化け物
「な、なんなんだ…」腰が抜ける
「あー、そのなんだ、すまんな…うちのタイちゃんが」
そう言って暗がりから出てきた
ぽっちゃりとした青年
「俺の使い魔なんだ…」
そういった
「ええええええええええええええええええええええ!!!」
俺は再度気絶した
「…て、ワケなんで害は無いよ、むしろかわいい!」
その神経がわからない
仲間も困り顔だった
「お、そういえばこいつが必要なんだろ?」
そういって青年は袋を投げてきた
「うぉっ、ととと…バンディじゃねえか!?」
「なんかギルドの依頼だかで必要なんだろ?驚かしてはい、さよならってのも申し訳ないからな!」
したり顔で言ってくる青年
俺らは無事、祝杯をあげられた