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ギルドとは
国王からの手紙を持ち、ギルドへ向かう貴義
ムムッ、テンプレの予感が…
ガチャッ
貴義はギルドの扉を開けた
やはり、視線がものっそい
「す、すいませーん、登録したいんですけど…」
日本人、貴義 まずはすいませんから
「はい!ようこそ!冒険者ギルドデュール王国支店へ!」
元気な看板娘って感じだ。
「え、えーと登録を…」
可愛いが幻想は抱かないぜ
「おい!」
どうやらテンプレらしい
「おい、ガキ…、てめえここがどういう所がわかってんだろうなぁ!ああ!?」
どうやら俺がここに居ることが気に食わないらしい。
「えーボクわかんなーい、おちえてー?」
タコのような口、明後日の方向を向き
山賊の様な男へ返してあげる
「なっ…!、こ、この糞がきゃあああああ!」
斧が振り下ろされる
「きゃあっ!」
受付嬢が叫ぶ
肉を裂く音が しなかった
居ない
ついさっき斬ろうとしたガキが居ない
登録しようとした男の子が居ない
他の冒険者も斧に注視していて気づかなかった
彼がそのままギルドを出て行ったことに