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王国
「だーかーら！なんもしてませんって！」
ここはデュール王国、守衛取り調べ室
「じゃあなんで連れてきた娘たちはお前にあんな怯えてたんだッ！」
禿たおっさんが机を叩く
「ですから、途中で盗賊に襲われてた所を助けてッ…」
あー、馬鹿らしい
ここで全滅させてしまうのもありかもしれない…
ガチャッ
取り調べ室のドアが開き
「国王が御呼びだ…、来い」
騎士っぽい人が声をかけてきた
「は？」
思わず威圧的な回答
「き、来ていただきたい…」
（いけないいけない、怒ると手がつけらんないのは自分でも分ってる…）
青い顔をしている騎士と王宮へ向かう
そして街並みを見てはおのぼりさんのようにキョロキョロしてしまう貴義であった
「意外と栄えてんなー」ポロッと出た
「はいらっしゃいらっしゃーい！」 「アクセサリー安いよー！」
「ターモが新鮮だぞっー！」
こういった喧噪は嫌いじゃないなー
なんて思っていたら
王宮でけえな…
そして唐突に襲ってくるプラモ作りたい感…。
ここでようやく趣味のとっかかりを！
