プロローグ的な
初投稿ですががんばります!
「んぁー…づがれだー…」
椅子の背をしならせ、伸びをしている青年。
しかしそのだらしない身体はとても青年と呼べるものでは無かった。
(ここは…、この色にしようかな…いや、しかし、うーむ)
― 太ましい、いや
肥満体型な青年は悩む ―
プラモデルのカラーリングに。
「うし、決めた!」
黒、紫、青、緑、銀、赤
青年の前に並んだ色。
そしてちょっとグロテスクなプラモデル。
その太い手からは考えられないように手早く彩色されていく。
「ふぃー完成っと」
(完璧や…、特にこの口元、凶悪な牙で敵を噛み砕く感が、テンション上がる。)
「ふひひ」
青年の机の上には完成されたプラモデル。
四足、両手に鎌のようなモノ、凶悪な面構えをした『バイオタイラント』が鎮座していた。
(っと、もうこんな時間か、寝るか)
そして、青年はベッドへ倒れ込み、眠りについた。
パアッーーーーー!!
何かしらの光が部屋を包みこみ、部屋の荷物ごと消えた。
「・・・っんガッ!?」
青年は自分のいびきで起きた。
なんだここ…。
なんで草原…?
何故だぁっーーーーーー!!
※心の大声です
青年はあまり表情に出るタイプでは無いが、心の中ではパニクっていた。
「と、言ってもステータスッ!オープンぬ!!」
青年の前に薄青い板が出てきた。
名前:スズキ タカヨシ
年齢:18
種族:ヒューマン
HP:5800
MP:89000
スキル:アイテムボックス、クリエイター、クリエイティブスペース
「ほうほう…なるほどなるほど…、まさかほんとにステータスが出るとは思わなかったが…ん?更に詳しく見れると」
空中に浮かぶ薄青い板をスクロールしていく。
光ってどっか飛ばされるテンプレ好わ笑