主人より高い猫のご飯
ペットを買うにはに金はかかるもので…
午前中から猫と名前がどーだとか テレビがあーだとか下らない話をしていたら
いつの間にか昼でした
お腹すいたからなんかつくろうかなぁ
そういや最近買い物行ってないせいで材料全くないんだった
まぁ いいや適当にコンビニ弁当で
「と 言うことで買い物行ってきま~す」
『いや 心の声で説明されても』
「わかれば全てOK」
『まぁ小説だしね』
「じゃあ 改めて行ってきます」
『行ってらっしゃい』
お昼を買いにコンビニまで自転車で1分
歩いていってもいいじゃんとか思わないで
めんどくさいんだから
本当は弁当を買うつもりだったけど
新作のおにぎりに惹かれてしまった
結局 おにぎり2つとデザート1つ買った
再び自転車に乗って1分
新作のおにぎりの味を想像しながら帰った私を出迎えたのは
廊下の真ん中で倒れている猫でした
「どうしたの!!」
『お腹すいた…』
あっ猫のご飯買ってくんの忘れた
そういえば 出会ってからご飯あげてない気がする…
良く生きてたよね
って 関心してる場合じゃなかった
「ちょっと 待っててねご飯すぐ買ってくるから」
と 言って飛び出て来たけれど………
アイツ何食べるの?
やっぱり猫だから
キャットフードかな?
まぁ いいやキャットフードでいっか(このあいだわずか5秒!)
一番安いキャットフードを買って帰って
急いで皿にキャットフードをいれてあげた..
「猫 ほらご飯買ってきたよ」
『ありがとう!いただきます』
そう言って勢いよく食べはじめた
そして次の瞬間
『ごふっ ガハッ』
出した
猫が吹き出した
キャットフードを
『まっずゥウ』
「だって一番安いのだもん」
『僕は高級キャットフードしか食べれないの!!』
「ふざけるな!なんで私より猫のご飯の方が豪華なんだよ!高級なんだよ!買うのは私の金なんだぞ!」
『グスグス あ~ お腹すいたぁ僕 死んじゃう~』
「だから…………」
『動物虐待だー ご主人に殺されちゃうよー』
「私より…………」
『ぉ腹すいたお腹ずいたお腹すいだぉ腹ずいだお腹すぃたお腹すいたお腹すいた!』
「あ"~ うるさい!!わかったよ 買ってきてあげるよ! だから叫ぶのやめて」
『本当☆』
「嘘泣きだったのかよ」
『ご飯 ご飯♪』
結局 自転車でスーパーまで行き 高級キャットフードを買ってきた
しかも 貯め買い
私のお昼の軽く10倍の値段はしましたとも
まぁ 猫は喜んで食べて復活した
私って 猫に甘いのか?と思いはじめた
そんな1日