一話 カズオの苦しみ
僕はなんでもない町に生まれ、普通に育った。人並みに努力もしたし、いろいろ失敗したりもする。
人と違うところと言うと、父子家庭であることと、物事を考えすぎてしまうことだ。
母は物心つく前に死んでいて、父はいつも僕を特別な子と言って育てた。
そんなある日、家に帰ると、
父が殺されていたーー
嘘だ!急いで父の側に駆け寄る。
しかし、すでに息をしていない...その時、そこに怯えた様子で立っている女に気付く
「あんたが、、やったのか?」
震える声でやっと言う。そして女はぶつぶつと
「ごめんなさい、ごめんなさい、、」
「あんたがやったのか!」
女を揺さぶりながら言う。何度も何度も言うが、何も答えない。しばらくすると、女は立ち上がり、台所の方へ。
「おいあんた、どこ行くんだよ」
一瞬だった。女は包丁を手に持つと、それを自身の喉に突き立てた。
「ちくしょう...なんなんだよ」
僕はそこで何も分からなくなってしまった...
気が付くと、いつもこの時間に遊んでいる公園だった。
「あ、カズオじゃん今日どうしたの?」
声をかけてきたのは同級生のミズキ。
「実は...」
ここまでくると逆に冷静である。しかし僕とは対照的に、ミズキはどんどん慌てる。
「やばいじゃん!ケーサツ呼ばないと!」
「確かに...」
衝撃が強すぎて警察を呼ぶことを忘れていた。
すぐに携帯を出し、警察を呼ぶ。家まで近いので、家に着くころにはついているだろう
「カズオのお父さんって本当に良い人だよね...」
父は僕を生まれてからずっと大切に育ててくれた。
今でも父が死んでしまったことが信じられない。
「天国で会えると良いな」
「おいおい、自殺しないでよ?それにまだ死んだと決まった訳じゃ..」
ドカーン!強い衝撃と共に意識が遠のく。
気が付くと雲の上に立っていた。
「ここは...?」
「気が付きましたか?カズオ様」
そこには身長3mはある白装束の男が立っている。
「カズオ様は先ほどトラックに轢かれて死亡しました。なので異世界に転生となります。」
「待って、父さんはどうなるんだ?」
「カズオ様のお父様も頭を打って死亡された際に異世界に行かれました。」
「父さんに、会えるってことか?」
大男がうなずく。
「何に転生したか、こちらから言うことはできませんが、会うことはできます。」
どうやら会えるらしい。ゴキブリとかじゃ無いと良いが...
「ミズキはどうなった?」
「お父様と同じく、異世界に行かれました。」
ミズキも居れば、父さんを探すのが楽になるかもしれない。
「それと、転生する際のスキルですが、剣で切る時に空間ごと切るスキルを与えます。」
「スキルがなんだかわからんが早く異世界に行かせてくれ。早く父さんに会いたいんだ。」
「それもそうですね。では行ってらっしゃいませ」
体が何かに吸い込まれる。
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初めて転生を書き、公開することにしました。無茶苦茶な1話ですがこれからも頑張って続けてくのでよろしくお願いします




