幼馴染ともそれなりに親しかった小学生生活をヤン〇モの君にすべてぶち壊された話
僕の名前は佐藤浩介。
どこにでもいる小学5年生。
「おはよー!!」
そして元気に挨拶してくる彼女は柊穂香。
家も5軒先くらいしか違わない幼馴染だ。
こうして僕は何気ない日常を過ごしていた。
あいつにロックオンされるまでは…
ゴツン、と後頭部に鈍い痛みを感じた。
後ろを振り返るとヤツが睨んでいた。
そう。
神崎秀太だ。
こいつは一応近所に住んでいる同じ小5の男。
近所っていっても、200mくらい離れた場所に住んでいるからそこまで近所と言っていいのかは迷う所ではあるのだが…
正直小五に上がるまでは全くと言って接点が無かったのだが最近になって凄く話しかけてくるようになった。
そしてなぜか僕が女子と話してると露骨に嫉妬してくるのだ…
さっきの後頭部の痛みはこいつに殴られたからだ。
理由は勿論、穂香に挨拶されてる様子を見たからに違いない。
その様子を察したのか、穂香はそそくさと先足だって行ってしまう。
残されたのは不機嫌な秀太と僕。
「どうして僕以外の女子なんかと話すんですか!!」
秀太のかんざくような怒号が響く。
ああ…
またいつもの発作だ…
勘弁してくれ…
そもそも女子と話すことの何がそんなにコイツにとって嫌なのか?
女子がそんなに嫌いなのかオマエは。
そんなことを頭の片隅に入れながら学校へ向かって行った。
学校へ着いてからは何となく4時間目までを過ごした。
それで給食の時間になった。
穂香とは同じ班なので、たわいもない話を談笑していた。
後ろから秀太の鋭い視線を感じるような気がするが気のせいだよな…?
給食を終えて休み時間になった。
「浩介!!ちょっと来なさい!!」
秀太の大声が教室に響き渡る!!
行きたくないと思う前に、秀太に手を引かれていて逃げる事さえ出来なかった。
一体どこに連れていかれると思えば、なんと男子トイレ。
おいおいマジかよ…
呆気に取られている僕だったが、これだけでは終わらなかった。
そのまま個室に引きずりこまれてしまった。
さすがに洒落になってないぞこれは。
秀太に個室のカギを閉められて二人きりになった中、恐怖の問い詰めが始まる…
「だからなんで僕以外の女の子なんかと話すんですか!!」
「何回も言ってきましたよね!!」
「僕以外の女子なんかと話すなって!!」
ああ、一刻も早くこの場から去りたい…
でも、秀太がカギ側に立っているから強硬突破もできない…
ああ…
「ちゃんと話を聞いているんですか!!」
秀太の鉄拳が後頭部を何度も襲う。
今までの比ではないくらいの激痛を感じる。
ヤバイ。
このままじゃ本当に死ぬ。
いや、死ぬまではいかなくても後遺症を負ってしまうかもしれない。
そのくらい激しい暴力だ。
しかもこの原動力が僕を嫌ってるからではなくて、僕が女子と話している事による愛憎から来ている事が何よりも恐ろしかった。
「分かった!分かった! 穂香とも話すのやめるし、その他の女子とも話すのやめるよ!!」
「だから許して!!」
それを聞いた秀太はやっと殴るのをやめた。
「お詫びとして今度、浩介の家でウ〇ニングポストしに行きますからね」
そういうとやっと個室から解放された。
既に休み時間は終わり、5時間目が始まっていた。
授業には遅れて先生に怒られたが、秀太に監禁されていた方のが何倍も恐怖でその後の事はよく覚えていない。
翌日、秀太にいつ監視されてるか分からない恐怖から穂香からの挨拶も無視するようになった。
穂香の好感度が下がっていくのを手に取るように実感する。
ああ、貴重な女の子の幼馴染との関係がどんどん疎遠になっていく…
そして今日は、秀太が僕の家にウ〇ニングポストをしに来る日だ。
嫌だなぁ、と内心思いながらWiiを準備する。
まだ秀太が来てないのでアニマックスでこ〇亀を見ながら時間を潰していた。
ピンポーン。
秀太がやってきた。
しぶしぶドアを開けて家に招き入れる。
「ウ〇ニングポストをやりますよ!!」
…いや
…僕は馬には興味ないからただ秀太がプレイしているのを後ろから見るだけなのだが
しかし丁度今見ていたこ〇亀がいい展開を迎えている!!
「あと10分だけこ〇亀を見たい!! 10分だけ!! お願い!!」
僕はそう秀太に言う。
それに対し秀太は
「僕が今ウ〇ニングポストをするって言ってるでしょうがああああああああああああああ!!」
物凄い剣幕で叫ぶ。
「前に女の子と話すなといったときから反省していませんね!! 今から罰を与えます!!」
秀太はそう言うと、机にあった僕のDSiを奪い勝手に動くメ〇帳を起動し全てのデータを初期化した。
動くメ〇帳は僕がもっともハマっていたソフトだった!!
ああ…
茫然自失とする中、そんな僕をよそめに彼はそれでも止まらなかった。
「こんなんじゃまだ終わりませんよ!!」
そういうと玄関にあった殺虫剤を彼は手に取り、それをDSiのカードスロットに大量に流し込む。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
こ、こ、こ、こいつは何をしているんだ?!
カードスロットから大量に殺虫剤を入れられたDSiの液晶がどんどん内部から侵食されていっている!!
完全に気を失いそうになるなか、秀太はこれでも止まらなかった!!
「まだまだバツが足りません!!」
リビングにあった親のWindowsXPを起動すると一目散に写真フォルダを開き、家族で行った沖縄旅行の写真フォルダを迷うことなく削除した。
しかもゴミ箱からもだ。
あまりの速さに止めることも出来ず、ただ今は亡き母との思い出が詰まった写真が消えていく術を見ることしか出来なかった。
ああ…
ああああ…
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
ハッキリいって、そこから後の記憶はよく覚えていない。
ただ僕は、近所に幼馴染の女の子がいるという恵まれた環境にいたはずなのに、幼馴染の女の子も失い、DSiも破壊され、家族との二度と戻らない記録も完全に消えてしまったという事実だけが残った…
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あれから約15年、僕は男の娘のエ〇漫画や▲▼で興奮してしまうような大人になっている。
あれ?
どコでジンせイまチガえたんだっケ?
アハ、アハ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ