1-3 昔の話
「それでさ〜。あの頃から結構立ってるけど昔のこととか覚えてる?」
「うん。色々とやったよね。寄り道したり、買い食いしたり。楽しかったな。」
昔の鮮やかな、楽しかった記憶が蘇ってくる。今思えば恥ずかしいことも面白がってやってたもんな〜。
「そうそう、寄り道の公園でずっとそこから動かないから大変だった。」
「だってこっちは門限ないからね。それに家に帰るよりも冬と一緒にいたほうがいいと思ってたんだもん。」
目を逸らして言ってくるからからかいたくなってきた。堂々と言わず恥ずかしがって言うからこっちも恥ずかしくなってくるんだよね。
「え、そんなこと思ってたの!気付かなかった。ね、どうして。」
「だって、話が合う人といたほうがたのしいじゃん。というかそこを根掘り葉掘り聞かないでくれ。」
「はいはい。自由に行動してたからあの頃は羨ましかったな〜。そんな下心があったのは知らなかったけど。」
「うるさい。その話題なし。」
顔が赤くなってるのを隠しているつもりなんだろうけどまったく隠しきれていなかった。
こんにちは。新人小説家、星街そらです。
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