1-1 幼馴染との出会い
18歳の成人式。式に行って見たら思ったより人がいなくてびっくりした。やっぱりみんな都会に行ってるからだと思う。あ〜、私も都会で遊んでみたいな。
知っている顔が多いな〜と思ってるとその中会いたかった人がいた。小中高一緒だったゆう(勇人)だ。前会ったときは私のほうがほんの少しだけ高かったのに今ではゆうのほうが10センチほど高くなっていた。
「よ、冬。久しぶり。」
ゆうのほうも私に気づいたみたいでこっちに近づいてきた。
「久しぶり。もう、冬って呼ばないでよね。私の名前は雪だよ。」
「知ってるよ。冬森雪でしょ。いいじゃんか、誕生日も名前も苗字にも冬が関係あるから冬ってあだ名にしたんじゃん。」
「も〜、まあゆうに他の名前でよばれても変な感じするし。」
「そうだろ。俺も事もゆうでいいぞ。」
「もちろんそう呼ぶよ、ゆうちゃん。」
実は覚えていなかったり、そよそよしくなったりしてないか心配だったけどそんなことはなさそうで良かった。
「久しぶりだし座って話そうよ。俺飲み物取り入ってくる。何がいい?」
なんか高校の時よりかっこよくスマートになっている。
「じゃあ果実酒お願い。」
「わかった。そこら辺の椅子座っておいて。」
本当に取りに行ってくれた。こうやってやられると高校の時とは違っていて、いやでも時間が経ったことが実感できる。背も高くなったしいい大人になったな〜。
こんにちは。新人小説家、星街そらです。
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