夏休み
夏休みに入って少ししてからレギュラーメンバーがAチーム、ベンチ入りメンバーを含めた準レギュラー主体のBチームと別れて紅白戦をしていた。当初はAチーム後半からの起用だったけど先発でのプレーが見てみてみたいと監督に言われてBチームに戻って先発で後半途中までプレーすることとなった。
さすがに小4じゃ体力が心許無いのでプロリーグで応援してたチームで見てきた省エネプレーで結果を残してた好きな選手の真似をしたプレーをしてみた。ゆっくり歩いて良いポジションまで動いて前方へのチャンスメイクを時折やるけどサイドチェンジなど緩急つけて徐々に相手を崩すプレーを試みた。全部が全部上手くいったわけではないが手応えはあったので修正しつつプレーを続ける。よりの収穫は相対する相手の右サイドの選手がチーム1の突破力がある選手で守備が大変で楽しい。前世では前目でばっかりやったので守備する機会がそれほど無かったけど前方からスピードに乗って突破しようとする敵を止めるのがなかなか経験したこと無い事でなかなか面白い。
夏休みは平日もほぼ毎日練習があってサイドバックやったり逆にフォワードやったり(前世ではやったこと無い2トップが楽しかった)サイドバックの守備的選手としての最終ラインを守る責任感みたいのも味わえたし純粋な1対1や多対1の勝負は勉強になった。折を見て前線までオーバーラップするのも全体の流れを読むみたいなギャンブルっぽくてドキドキした。フォワードはいかにフリーになるか最悪1対1になるポジション取りの大切さを知った。まあ1対2になっても位置取り次第でドリブルで抜ける自信はあったけど力技を使うのは練習にならないと思って無理をしなかった。
夏の総決算的な地区の大会がある。夏休み最終週の土日にグループリーグの予選で夏休みが明けて最初の週と翌週の日曜日がトーナメント戦になる。俺は当初の予定通り左のサイドハーフで後半からの出場となりそうだ。夏休み最後の試合に向けて俺達FCは目標に向けて仕上げていった。もちろん休みの日も練習の日も個人練習は欠かさずやっていた。もうやらないと落ち着かないようになっている日課だ。