サッカーはじめました。
生まれてから団地暮らしだった、
前世では共働きだったため放って置かれたが
現世では母が働かず面倒を見てもらえている。
早い内にハイハイをしてできるだけ
早く立てるよう努力した。
不思議なことに前世では両親が年をとってから
生まれたのだが現世では一般的な年齢で姉弟を生んでいる。
立てるようになったら近所をお散歩して体力をつける。
幼稚園に上がる前にサッカーボールを買ってもらって
ボールタッチの感覚を身につける。
徹底的にドリブルをしてボールの感覚をなじませていた。
しばらくすると一軒家に引っ越した。
どうも現在は中心地の団地からローンを組んで
引っ越して買った郊外の持ち家に引っ越してきたらしい。
ちょうど幼稚園になったばかりである。
借家から持ち家に引っ越した。
後に住宅ローンが人生を狂わせることになる。
県庁所在地の中心地から住宅街に
引っ越してきて若干の戸惑いがあったものの
家族とまた暮らせるのが幸せだった。
生まれ変わったらもっと上手い選手になるために努力するつもりだ。
小学校でも良い中学校でも良い。
1回戦止まりのチームを県大会に出場できるくらいに。
幼稚園からボールに触ってたらボールタッチの感覚も身につくだろう。
幼稚園から帰ってボールを蹴って
ボールタッチの正確さの感覚を身につける。
リフティングをしてボールのどの部分を
どの足の部分で蹴ってどのくらいの強さで
蹴れば思い通りの場所にボールを置くことが出来るか。
それをどう力を加減してふわりとボールを受け止めるか。
飽きるまで繰り返した。
更にドリブル練習、ゆっくりっしたドリブル、
全力疾走のドリプルドリブルから急停止再度トップスピードで
ドリブルしボールをコントロールする練習。
特にボールタッチには気にした。
そして小学生になった。小学校は勉強は問題なかった。
休み時間は図書館から借りたサッカーの本を読んで
昼休みにはクラスメートとサッカーをやりながら手加減しつつ技術を磨き。
学校から帰ったら近くの公園で相手を想定してのドリブルの練習、
家の壁で壁当てでパスの正確さとトラップの練習、
軽いジョギングをこなす。
夕食を食べて夜になったらボールが見えないので
庭で家の明かりを頼りに出来ることはフェイントの
練習と気が進まなかったがリフティングだった。
元から左足のキックの精度は悪くなかったが
結構適当な扱いだったのを左足でも細かなタッチを
出来るようにバランスよく練習した。
元々利き足より感覚が若干鈍いくらいだったので
ほぼ両足遜色なくコントロール出来た。
フリーキックで蹴れるよう両足で距離のある所から
的あての練習も加えた。
前世と違って2人姉弟なこともあって
母は専業主婦となって料理もしっかり作ってくれたため
身長も前世に比べると少し高い。
現在サッカーチームは学校ごとにしかなく
入団条件も小4からだったので個人練習に励む。
相手の重心をずらしてフィジカルコンタクトに
耐えられるように合気道の道場に通わせてもらうよう頼み込んだ。
サッカークラブに週1で通ってサッカーに応用させるつもりだ。
OKをもらって技術を必死で学んだ。
3年しか与えられた時間がないからだ。
サッカーファンではあったが
サッカーヲタクではなかったので知ってる
テクニックも少なく基本的なプレーの知識と
プロ選手のテクニックと大まかな戦術くらいしかない。
前世でもっと興味を持ったらと悔やむばかりだ。
学校行く前に早起きして早朝練習して
学校から帰って練習して夕食後練習して
柔軟とストレッチをした。
もちろん食事の好き嫌いも精神は大人なので
どうしても食べられないもの以外たくさん食べた。
前世では小中と身長順と並ぶとまず1番前に並んできたけど
今世では食事と運動、
規則正しい生活をして身長を伸ばすつもりだ。
そんな3年間が過ぎた。
いよいよサッカークラブに入団できる4年生である。