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星の聖杯  作者: ゆかた
第一章・始まりの章
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第一章 九話 動乱の予感

 2016年6月24日、その日の道場での通常練習が終わった後、優矢、結衣、穂未、輝は直承と話しをしていた。


「襲撃された?」


 優矢たちはその日に前田修二、新本紗雪、灰崎京司、今井亜希らに襲撃されたことを話した。


「はい、敵もかなりの強さで……それに、これは警告だって言ってたんです。これ以上武術の世界に入ってくるなって」


「警告……やっぱり裏武術界で何かが起こっているな……」


「あの、裏武術界って何なんですか?」


「ああ、説明する」


 優矢は輝に裏武術界のことを説明した。


「裏武術界……そんな世界があったんですね」


 輝は驚きつつも納得した。今井亜希と戦ったからこそ納得できた部分もあるのだろう。


「師匠、輝は裏武術界の戦いに巻き込まれました。それに、敵は輝のことも知っていたし、狙ってきた。だから、輝もこの練習に参加していいですか?」


「え?」


 輝は困惑した声を上げた。裏武術家同士の練習に自分が参加してついていけるのかという思いがあったからだ。


「輝は龍彗湖底を第二段階まで発動しただろ。なら、大丈夫だ」


「ちょっとまて!?輝は龍彗湖底を発動したのか?」


「は、はい……」


 あの時は無我夢中で発動したが、今もまだその感覚が残っている。発動しようと思えば出来るだろう。


「まぁ、なら大丈夫だな……にしても、襲撃か。あいつなら……」


「師匠?」


「あ、いや、何でもない。今日から輝はこの練習に参加だな。輝の練習はしばらく優矢が付きっきりで見てやれ」


「俺が?」


「ふぇ//」


「あぁ、龍彗湖底の第二段階までを完璧に使いこなせるように見てやってくれ」


「まぁ、そういうことなら……よろしくな、輝」


「は、はい//よろしくお願いします!」


 輝は顔を赤らめながら嬉しそうに返事をした。輝にとって優矢は大好きな人であり憧れの人でもある。そんな人と付きっきりで練習するとなれば嬉しくなるのも無理はない。


「とにかく、そんなことがあったんだ。また起こるかもしれない。十分気をつけろよ」


『はい!!』


「よし!じゃぁ、練習再開!!」


 直承の声で練習が再開された。優矢と輝はさっそく龍彗湖底の練習に、その他のものは自由に組手をする。


 そんな中、直承は自身のスマホを操作し、電話を掛けたこと思うとしばらくしてから通話をすることなくスマホを置いた……





 直承の言葉通りに周りに注意していた優矢たちだが、それから一週間、何事もなく平和な日々が続いた。


 2016年7月1日。


 7月に入り初夏の気温となり、夜月中の生徒たちも全員の制服が夏服になっていた。


 時間は朝の8時10分。ホームルームが始まるまであと10分くらいだ。この朝の時間、結衣はクラスメイトとの会話に花を咲かせていた。


 結衣と話しをしているのは小学校時代からのクラスメイトで親友の夕崎桜。桜は小学校六年生の頃に優矢と結衣の通っていた小学校に転校してきた。その時から話しが合い、今では遠慮なく話しが出来る友達の一人だ。


「え?桜ちゃんあのスイーツ食べたの?」


「うん、この間、食べたよ」


 相変わらず眠たそうな声で答える桜。現在二人が話をしているのは今、話題になっているスイーツについてだ。


「いいな~、私も食べてみたいな~」


「知らない方がいい。その方が気楽」


「うん?」


「あのスイーツ見た目が可愛いだけで味は普通だったから知らない方がいいと思うよ」


「え?そうなんだ。それは知らない方がいいね」


 結衣が笑いながら言う。こういった会話は結衣にとって心が休まるひと時だ。それが親友の桜との会話なら尚更だ。


「あ、そうだ。なんか近くでおっきなショッピングセンターがオープンしたんだって!知ってた?」


「うん。知ってるよ」


 その後も会話は続いていった。そのとき結衣は「こんな幸せな時間がずっと続けばいいのに」と心の中で思った。






 結衣が桜と会話している頃、優矢は一人でいた。ここまでは普段通りだが、あの襲撃から変化したことがある。ある少女が優矢のもとを訪ねてくるようになったのだ。


「あの、先輩……」


 そう、あれ以降、輝が優矢に会いに来るようになったのだ。今まで、会いたくても会えない状況だったため優矢に会えるのが余程嬉しいようだ。


「どうした、輝」


「あの、昨日のことなんですけど……」


 輝は優矢に質問を投げ掛ける。優矢も輝の質問に対して丁寧に答えていく。



 その様子は、はたから見れば仲良く先輩と後輩が談笑しているように見える微笑ましい光景だ。



 しかし、そんな光景を無視できない人物がいた。


「……」


 優矢と同じクラスの少女、鮎森夢は優矢と輝が会話している光景を目撃し、固まっていた。


「お~い、ゆめ~」


 夢の親友である橋本真由が声をかける。だが、夢は反応しない。


(うわ~、なんか前もこんなことがあったような……)


 似たような出来事があったことを思い出していた真由だが、その時に夢が復活した。


「ね、ねぇ、どういうことなの!?真由ちゃん!!」


「いや、あたしに聞かれても……空野君だって仲のいい後輩ぐらいいるでしょ」


「で、でもあの感じ。ただの先輩後輩って感じじゃないと思うんだけど!」


「え、えぇ~、そうかな~」


 夢の暴走に困惑気味に答える真由。


 そんな感じで時刻が8時20分になり、ホームルームの時間となった。


 優矢は席に着き、先生の話しに耳を傾ける。





 これから、授業が始まり、いつも通りの時間が過ぎていく。


 だが、優矢は妙な違和感を感じていた。



 ――あれから一週間、何もない



 それは嵐の前の静けさ、なのかもしれない……








 2016年7月3日、日曜日。


 その日の夜、裏武術界の試合が行われた。その試合会場には吉川直承と上原愛里の姿もある。


 裏武術界の試合は、主に三つの種類がある。


 一つ目は「新人戦(しんじんせん)


 その年に裏武術界に入ってきた武術家同士で行う試合。どんな選手でも裏武術界に入れば、まず新人戦に出場することになる。


 一年間通して行われ、その成績で翌年の試合の対戦が組まれる。また、新人戦で優勝した者には星5の称号が与えられる。


 二つ目は「四峰戦(しほうせん)


 星4保持者たちで行われる試合。新人戦や昨年度の試合の成績から対戦相手が組まれ、実力の近しい武術家同士で戦う。これも一年間通して行われ、成績上位者は星5の称号を与えられる。主に土曜日に試合が行われる。


 三つ目は「五芒戦(ごぼうせん)


 星5保持者たちで行われる試合。これも二つの試合と同様に一年間通して行われ、成績上位者には裏武術界最高のトーナメント「星の聖杯戦(ほしのせいはいせん)」に出場することが出来る。主に日曜日に試合が行われる。


 また、新人戦はトーナメント方式だが、四峰戦と五芒戦は勝率により成績が付けられる。


 試合は一か月ごとに行われ、日にちはランダムに指定され月の初めに知らされる。そのため、月初めにあることもあれば月終わりに行われることもある。


 また、四峰戦、五芒戦の試合はその日に一戦から最大三戦行われる。その試合の対戦相手や試合数は直前で知らされるため、直前での対応力やペース配分がかなり重要になる。



 そして、愛里は優矢と同じ星5保持者。つまり、今日行われているのは裏武術界の「五芒戦」だ。


 試合を待っていた愛里に声がかかる。声をかけたのはスーツ姿の男性。裏武術界の関係者だと伺える。もうすぐ愛里の試合が始まるとゆうことだ。


「がんばれ」


「はい」


 直承からの声援を背に、愛里は試合場所に向かう。






 愛里が裏武術界の試合に出るのには理由がある。それは直承に代わって試合に出て、裏武術界の異変を探ること。


 裏武術界の規定として、各道場の師匠は試合に出れないことになっている。そのため、愛里が試合に出ているのだ。


 愛里が試合場所に立つと、反対側から対戦相手の男が姿を現す。その武術家は片手に竹で出来た棒を持っている。それはほとんどの人が知っているだろう、「竹刀」だ。ならばその男の武術は剣道だろう。



 ー剣道

 日本において伝統芸能や武道などを三つ併せた呼び名である「三道(さんどう)」のうちの一つ。江戸時代後期に竹刀稽古が発達していき、江戸時代末期(幕末)には流派を超えて広く試合が行われるようになった。明治時代以降、競技として成立し、現代では学校の授業にも取り入れられるなど現代日本を代表する武道。



 愛里は男の姿を一瞬見てから、他の場所に目を向ける。自分たちの戦いを観察しようとする裏武術家たち。じっと見つめてくる裏武術界の関係者。日本政府の関係者……


 いつも通りだ。これといって変わったところはない。


(だけど師匠の話じゃ、優矢たちが出場した新人戦は明らかにおかしかったらしいし。裏武術界の武術家も行方不明になっている。それに、優矢たちが言っていた襲撃のことも……絶対に裏武術界で異変が起きているはずなんだけど)


 愛里は対戦相手に目もくれず、周りに目を向ける。もうすぐ、試合が始まるのにだ。


 それは、決して油断でも慢心でも相手をなめているわけでもない。



 それは自信なのだ。



 対戦相手を見た時に感じたのだ。この程度の相手には負けない、と。


 そう感じたからこそ愛里は周りに目を向けれるのだ。


 だが、周りを見てもおかしなところはない。その時、審判が口を開こうとする。それを感じて、愛里は対戦相手の方に目を向ける。


「ではこれより、試合を開始する」


 その瞬間に愛里は動いた。相手の武術は剣道で、武器は竹刀。攻撃の間合いは断然相手の方が広い。なら一気に距離を詰める。距離を詰めれば愛里は攻撃でき、武器が竹刀の相手は攻撃しにくい。


 しかし、そこはさすが裏武術界星5保持者といったところか愛里の動きに合わせて後ろに一歩下がる。と、同時に竹刀を振り下ろす。愛里の踏み込みに合わせて後ろに下がることで、その踏み込み分の距離を無くし、竹刀のリーチを利用したカウンターを愛里に食らわせる。高等な技術の技である。


 しかし、愛里は冷静にその攻撃に対応する。左手を頭上に持ってきて竹刀を腕で受ける。空手の受け技である「上げ受け」


 しっかりと攻撃を受けた愛里は右手で上段突きを繰り出す。相手はそれをギリギリで右に躱す。その後すぐに、右側から愛里のお腹に向けて攻撃を繰り出す。


 愛里から見れば左側から竹刀が迫ってくる。だが、愛里はそれも冷静に対応する。右手で左側に打つように払うことにより相手の攻撃を弾いた。空手の受け技である「横打ち」


 その後、すぐに愛里は左足で回し蹴りを繰り出す。相手はそれを防ぐことができずに食らってしまう。それをチャンスと見て愛里は攻撃を叩き込む。左手での上段突き、右手での上段突き、右足での上段回し蹴り、右手での中段突き。


 そのどの攻撃も速く、正確な攻撃だった。相手はそれらを防げずに全て食らってしまう。


 相手はなんとか立て直し、攻撃を繰り出す。竹刀は愛里の喉をとらえていた。



 ――突き

 現在の剣道の試合では禁止されている喉への突き攻撃。



 しかし、裏武術界に禁止されている技や攻撃はない。だから、反則ではない。


 だが、愛里はそれも受ける。左手を右下から左側に回すように動かすことで、攻撃を左側に反らせる。空手の受け技である「横受け」


 そして、愛里は無防備になっている相手の脇腹に蹴りを食らわす。右足での中段回し蹴り。


 愛里の全力蹴りを食らい相手は横に転がる。その隙をつき、愛里は寝込む相手に詰め寄り、顔に突きを叩き込む。


「そこまで。試合の勝者は上原愛里とする」


 その攻撃により相手は気絶し、審判の宣言の通りこの試合は愛里の勝利となった。


 ――圧勝


 愛里のこの試合を見ればほとんどの人がそう思うだろう。しかし、それは決して愛里が強すぎるわけでも相手が弱すぎるわけでもない。実力でいうなら愛里も相手も同じ星5保持者だ。


 この二人の決定的な差は二つ。基礎の練習と才能だ。


 基礎とは全ての物事の根本にあるものだ。愛里は直承により空手を習い始めてから基礎を徹底的に鍛えられた。今の戦いも愛里は難しい技を使用したわけではない。空手を習っている者が最初に習う基礎中の基礎の技だ。だが、愛里はその技で勝利した。それは愛里が基礎を練習した成果だろう。


 そうなるには、ただの練習では意味がない。目的を持ち、考えて練習する。量よりも質が大切なのだ。確かに相手の技には鋭さがあった。しかし、それだけでは直承に基礎を徹底的に鍛えられた愛里には届かない。


 そして、二つ目は才能。愛里は間違いなく天才の部類だ。近くに圧倒的な天才がいるから霞んでしまっているが、それでも武術に対して才能を持っている。相手の剣道の実力は本物だったが、愛里には届かない。


 そもそも裏武術界は二十代中頃から後半にかけての技、技術が成熟し、体力的にも末期の者がようやく入れるほどの場所。十代前半で裏武術界に入った優矢たちがおかしいのだ。



 愛里は自身の勝利を喜ぶこともなく直承のもとへと戻っていった……






 愛里の試合を見ていた直承だが喜んでいる様子はない。別に愛里に興味がないわけではない。愛里の勝ちを確信していたからなのだ。そして、直承は周りを見回す。


「今回も何もないか」


 そうボソッと呟き、自身のスマホを取り出し、電話を掛ける。


 しかし、その電話は会話することなく切ることとなった。


(あれから一か月。連絡しても返事がない。どうしたんだ、暁人……)


 その時、試合を終えた愛里が帰ってくる。


「おつかれ」


「今回も何もありませんでしたね」


「あぁ、あれだけ派手に動いたんだ。何か動きがあるはずなんだがな~」


 そう言いながら直承は次の試合と周りを見る。愛里もそれにつられて辺りを見回す。人の動き、目線、仕草からどんな人物が試合を見ているのか。話しをしているのか。その場の雰囲気まで。だが、これといった変化はなかった。






 それからも時間は過ぎていき、今日の全ての試合が終了した。


(動きはないか)


 そう思ったとき、集まっていた裏武術家たちの前に突如とある人物が姿を現した。


 年齢はおそらく五十代中頃、白髪で体つきは五十代と思えないほどがっしりとしている男性だ。


「裏武術界の武術家諸君、私は裏武術界責任者の一人、須藤平介(すどうへいすけ)という。私は裏武術界に関わる者として一つのイベントを行いたいと思う」


 そう言い、その男性、平介は声を上げて続きの言葉を言う。


「それが『星崩し(ほしくずし)』だ」


 全員が険しい表情で平介を見る。それはそうだろう。いきなり現れてイベントを開催すると言っているのだから。


「この星崩しは裏武術界の星4、星5保持者たちで行われるチーム戦だ」


 チーム戦。全員が困惑の表情を作る。裏武術界にはチームで戦う試合がないからだ。


「各道場でチームを組み、戦う。そして、星崩しで優勝したチームには『星の聖杯戦』の出場資格が与えられる」


 その平介の宣言を聞いた瞬間、その場の雰囲気が一気に変わった。


 ――星の聖杯戦


 裏武術界にいる武術家ならば誰しもが憧れる裏武術界の最高位トーナメント。数年に一度しか開催されず、出場することでさえ名誉なことである。さらに優勝すれば世界でも数え切れるほどしかいない星6の称号が与えられ、何億という賞金が獲得でき、武術家として確かな地位を築くことが出来る。


 そんな裏武術家の憧れである大会に出場できる可能性がある、というだけで盛り上がるだろう。誰しもがやる気に満ちた顔をしていた。


 そんな盛り上がっている裏武術家たちとは違い直承はこの宣言に違和感を覚えていた。


(どういうことだ。星の聖杯戦はそんな簡単に出られる大会じゃない。そもそも星の聖杯戦自体が滅多に開催されない。にも関わらず優勝するだけでチームで星の聖杯戦に出場できる大会を開催するなんて……今までの裏武術界ではありえない……)


「どう思います」


 直承が考えに耽ていると愛里が隣から声を掛けてきた。どうやら愛里も違和感を感じているらしい。


「罠、だろうな。確証はないが……何か裏があるのは確実だろう」


 このタイミングでの大会の開催。何か裏があるのは明白だ。


「それに、優矢たちに向けた警告。裏武術界に関わるな、というのは多分このことだろうな。この星崩しには参加するな。そう言っているのだろう」


「じゃあ」


「あぁ、星崩しには参加しない。そして、優矢たちを襲撃した後ろにはあの、須藤平介がいるのだろう。だから参加はしない」


 直承がそう結論付けて平介を見た。平介は、


「では、裏武術界の武術家諸君。星崩しでの戦いを楽しみにしている」


 そう低い声で言い、その場から立ち去る。その瞬間、直承の方を見て、笑ったような気がした。


 その後、直承たちも会場を後にした……






 2016年7月4日、月曜日。


 その日も何事もなく時間が進んでいった。


 そして、時間は午後7時55分。


 通常練習が終了し、裏武術界に関わっていない武術家たちが帰っていく。小学六年生の区枝莉奈も帰ろうと道場の玄関へと向かっていく。


「おつかれさまでした~」


 元気な声でそう言い、道場を出た。


「う~ん、今日も楽しかったな~」


 莉奈が大きく背伸びをしたとき、横から声がかかった。綺麗な黒髪の少女だ。顔立ちはすごく整っていて、絶対優しい人だと思わせる顔と雰囲気をしている。年齢は優矢や結衣と同じくらいだろうか。


「あの、ごめんなさい。ここって吉川直承さんの道場ですよね」


「はい、そうですけど……」


 莉奈は困惑の混じった声で答えた。もう練習は終了しているし、こんな時間に道場に来る人は今までいなかったからだ。


「教えてくれて、ありがとうございます」


 そう言い少女は道場の入り口に向かっていく。


(師匠の知り合いなのかな。すごく可愛い人だったな~)


 莉奈はそう思いながら親が待つ車へと向かっていった。






「さあ、今日も頑張るぞ!!」


 秋弘が元気よくそう言い、練習を再開しようとする。それにつられて皆練習をしようとするが、その時道場の扉が開いた。


「失礼します」


 入ってきた人物のその声を、その姿を確認した優矢と結衣は驚愕のあまり目を見開いた……

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