第3話*ゴリメッティ*
短めの話と設定です
ぜひとも読んでくださいな
俺は今見た目は男、頭脳...いや中身は女であるらしい人と林檎っポイ香りのするお茶を飲んでいた。
異様に喉が乾く。
「...んもう〜、そんなに脅えないでよ〜。傷ついちゃうわぁ 」
「あ、すんません。予想外過ぎて...」
「まあ、ワタシと初対面の人は大体そうなるし、好みの顔だし、許してア・ゲ・ル♡」
ツンっと額をつつかれた。
その攻撃はどんな鎧を着ていてもどんな盾を持っていても防げなかった気がする。
どうしてこんな状況にあるかと言うと
――― 5分程前
俺はめちゃくちゃ睫毛の長い大女男と対峙している。
「初めましてぇ〜、ワタシ今年からここの一年生になるルイゴス・ゴリメッティって言うの、ルイスって呼んで♡」
「.........はっ!初めまして同じく新入生の黒木勇人と申すものでごさいまする!」
ございまするじゃねェよ。
緊張のあまり何言ってるか分かんなくなったな。
だが名は体をあらわすって本当なんだな。名前もゴリゴリだよ。
ゴリちゃんって呼びたいな。
だってさ、(見た目が)ルイスでは無いし。
ゴリメッティって素晴らしい響きだよ。うん。
「ハヤト君ね?変わった名前だわ〜。よろしく!」
「はひょっ!よろしくお願いします」
ゴリちゃんの事ばっかり考えてたから返事がキモくなってしまった。
「はひょって!んもう、かわいいわねぇ〜。あ、そうだまだ入学式には早いし2人の出会いを記念してお茶でも飲みましょ〜?」
「い、いえ...あの俺は結構で...」
「あ゛あ゛ん?」
「いや、頂きます!」
ひぇ〜。どうしてこうも異世界の人間は食い気味の奴が多いんだ。
―――こうしてすごまれた結果今に至る
そして俺は今覚悟を決めている。
今後の学園生活はこれで決まると言っても過言ではない。
そうだ、深呼吸だ。
すぅ...ハァ...。
落ち着くにはこれが1番。
よし、言うぞ。言うぞ。
「あの、ゴリメッティさん...」
「...ん?やだぁ、ルイスって呼んでって...」
「ゴリちゃんって呼んでいいすか!」
『くだらねー覚悟だな』そう思うのも無理わない。しか ――― し!
俺はこの場でゴリちゃんにゴリちゃんというあだ名の許可を貰わなくてはこのままずっとゴリちゃんの恐怖で自由に身動きできなくなってしまう!
そんな訳にはいかない!俺だって学園系楽しみたいしゴリちゃんとも仲良くなりたいのだ!ルームメイトだしね!
頼む!ゴリちゃんいや、ルイゴス・ゴリメッティ!俺に力をー
!じゃない。俺に許可を ―――!
「......あら、ちゃん付け?可愛いじゃなのよ!いいわよ〜。ゴリちゃんって呼んで♡ワタシはハヤトって呼ぶわね。あと同級生になるんだし敬語は要らないわよ?」
っしゃきた ―――!!
意外とあっさりだな。
この学園での第一試練クリアァ!
学園生活も安泰だ!
このまま終わればいいものを『勇者』はいらないことをする。
「ゴリちゃん!心の友よ!これから仲良くしてくれ!」
と、俺は両手を広げた。
感極まって広げただけだ。
「あら!ハヤト!ハグ?喜んで♡」
「え...、いや、ちょ...」
ゴキィィ!
―――――――――――――――
ハヤトは正常な肋骨を失ったが友情を手に入れた
――― 各設定
モンスターのランク
GS≫SS>S≫A+>A>A->B+>B>B->C>D>E>Fと存在する。
GSは基本SSが合体したもの。例外あり。
SS以上になると特定の称号をもつ。
ex.「蒼き不死鳥」ランクSS称号獣神
SS以上になると喋れる者もいる
武器のランク
GS以外はモンスターのランクと同様。
基本属性はなくて、「スフェラ」という属性をもつ装飾品をセットする事で属性をもつ。S以上は2つ、A+以下の武器は1つセット可。例外あり。
アイテム
GSはない。それ以下はモンスターのランクと同じ。
種族
人間族、獣人族、魔物族、精霊族
の四つの種族があるが、獣人族と魔物族は細分化されるためその細分化された種族で名乗る者が多い。
ex.半魚人→魚人族(獣人族)
モンスターは種族には含まれない
モンスターのような見た目の魔物族は存在する。魔物族は主に人形。
例外あり。
学園の武器はちょっとかわってる
武器
全員シルバーバングルを使う。
シルバーバングルからつけてる本人にあった武器が1〜3個出てくる。(その武器のランクは上記のもの)そしてその武器にはシルバーバングルについているスフェラがランクに応じた数を状況に応じて組み合わせて使える。
無属性のスフェラは希だが独特の攻撃方法を持つという。まだ解明されておらず、謎の多い属性。
変わるかもしれないけど大体こんな感じ。
設定分かりにくい所や誤字などありましたら
ご指摘いただけると嬉しいなあ




