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フラワーズの秘密?(中編)

『萌え』です!

ええ、わかっています。私のイメージに合わないでしょう?

だからこそ、皆さんには隠しているんですけどね。

『萌え』。それは、人生にとって最高のスパイス。

ぶっちゃけ、『萌え』がなかったら生きている意味無いですし。

今私がハマっているのは、西方projectの蒼魔館のメイドさんと門番さんの絡みです。百合なんですけど、これがもう萌えるんですよ!

「・・・由梨?」

「ハッ!なんでもないですなんでも。それより、ケーキでしたね。私は苺のショートが好きなんですけど・・・」

「じゃあそれにする?すいませ〜ん。苺のショートケーキくださーい」

花菜さんが注文します。

でも・・・。

「いいんですか?」

「いい。由梨と食べる」

菜音さんが、机に突っ伏したまま、目だけこちらを見ます。

すると、必然的に上目遣いになるわけで・・・。

はうぅ!萌えます!可愛いです!今なら死んでもいい!ダメだ!死んだら萌えることが出来ない!

というか菜音さん!泣くと口数少なくなるんですね!新発見です!今度から毎回泣かせて・・・。ダメです!嫌われます!あぁー!どうしたら・・・。

私がジレンマに悩んでいると、店員さんがケーキを持ってきてくれました。

「どうぞ」

「「うわぁ」」

とっても美味しそうです!

菜音さんの目もキラキラしてますし。

「じゃあ食べましょうか」

そう言って私はフォークを取ろ・・・。

あれ?

フォークが一つしか有りません。

店員さんにもう一つ貰おうと手をあ

二人で(・・・)食べてくださいね?」

「「ふぁ?」」

げようとして先手を打たれました。

そんな事言って、菜音さんも困って・・・。

あれ?

あれぇ???

困って・・・無い?

むしろ、何かを期待するようにこっちをチラチラ見てきます。

「ゆ、由梨・・・。食べないの?」

「え、でも・・・」

その、かかか、間接キ、キスはえっと、同性でも抵抗があるというかなんというか・・・。

それに、なんかカップルみたいですし・・・。

「由梨は・・・」

「はい?」

「由梨は、私と食べるの・・・イヤ?」

「そんなことないです全く微塵もこれっぽっちも思ってないですからさあ早く食べましょう?」

由梨さんはもちろん、花菜さんや咲良さん、店員さんや果てはお客さんまで、私の変わり身の速さに驚いています。

若干引かれてる感が拭えません。

が!

そんな事どうでも良いのです!

『萌え』を前にした私にはたとえ神だろうと勝てません。

むしろ『萌え』のためならば神を殺すこともいとわない所存です。はい。


こんにちは。上裂麻織です。

いかがでしたでしょうか?

後編は次回になります。

上裂もまさか三部になるとは思っておりませんでした。ええ、本当に。

好評、批評等のコメントお待ちしております。


由梨・・・。最初はこんなふうにするつもりなかったのになぁ。

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