フラワーズの身体測定?(後編)
お待たせしました。
今回は、前回の続きとなっております。
R指定とガールズラブのタグ、それはほとんど、
この話のせいです。
「ヤメテ!?物理も精神もダメだからッ!」
「仕方が無いですね。菜音さんをいじるのはこれくらいにしておいてあげます」
「え、うん、ありがとう?」
困惑してる菜音!可愛い!かーわーいーいー!!
「咲良?大丈夫?」
「え?あ、ああうん。へーきへーき」
あ、危なかった・・・。
「えっと、身体測定だっけ?」
「はい。私、皆さんみたいにスタイル良くないですし」
「「「いやいやいやいや!?」」」
なーに?喧嘩売ってんの?いいよ、言い値で買ってあげる。
「まあ由梨の戯言は放っといて」
「え!?その役割って、菜音さん担当じゃないんですか!?」
「何の役割かな!?」
「いじられ要員?」
「おもちゃ」
「玩具&ペット」
「友達だよねぇ!?私、たまにみんなのこと信じられないよ!?特に咲良と由梨!由梨に至っては玩具だし!」
ペットはいいんだ。
「???。何がおかしいんですか?きちんと「オモチャ」って、ルビ振りましたよ?」
「それなら安心・・・出来ないよ!?振ればいいってもんじゃない!」
「でもま、しょうがなくない?」
「本当ですよねぇ。何を今更って感じです」
由梨、今日はいつにも増して毒が多いね。ちょっと怖いよ?
「あぅぅ〜。花菜ぁ〜」
「大丈夫大丈夫。みんな本音だから♪」
「だ、だよね・・・って、違う!?本音!?え、本音!?冗談じゃなくて!?」
止め刺しに行ったね花菜。もしかしてこのメンバーの中で一番黒い?
「五月蝿いですよ菜音さん」
「私なんてぇ・・・どうせぇ・・・」
「まったく、そんなわけないでしょ」
「は、花菜ぁ!やっぱり冗談だよね!」
そういうと、菜音は花菜に抱きついた。
おーおー。百合百合だねぇ。眼福眼福。
・・・そうですよ?僕、女の子大好きですが何か?特に花菜みたいな誰にでも優しいしっかり者キャラ大好物ですが何か?・・・ここは、僕のハーレムだッッッ!!!
あ、誰にもこのことはバレてないよ?
そんなヘマを僕がするとでも?
「菜音羽はみんなのモノに決まってるじゃない♪」
「止め刺されたぁ!?しかもモノって何モノって!さっきより酷くなってない!?」
そして・・・Sなのがまたいい!しかも無自覚!ギャップ萌え!・・・Mじゃないよ?どっちもイケるだけだよ?
「そうですね花菜さん」
おっと。
「そうだね、一人占めなんて、良くないね」
「私の人権は!?」
「「「人権?ナニソレオイシイノ?σ( ̄^ ̄)?」」」
「ついには顔文字まで!?」
「「「貴女のためならどこまでも」」」
「そんな進化はいらない!?」
「「「えー(づ ̄ ³ ̄)づブーブー」」」
「えーじゃない!」
菜音がゼェゼェと肩で息をする。うんうん!ツッコミもいいね!
と、そこにジュースが差し出された。
「あの、どうぞ?」
「え?私頼んでないですけど・・・」
「いえいえ、お店からサービスです。・・・お疲れ様です」
「て、店員さん・・・!」
菜音が感動のあまり涙を浮かべている。
ヤベェ、ちょっと襲いたくなるんだけど。
すると、店員さんが悪い笑みを浮かべて言った。
「その代わり・・・私達にも弄らせてください♪」
『うんうん』
一斉に頷く店員達。愕然となる菜音。
てかマスター。貴方まで?
隣でガタンと音がした。見ると、花菜が立ち上がっている。
「何を・・・言って、いるんですか?」
「花菜?」
しょーがないなぁ。乗ってあげるよ。
「花菜の言う通りだよ?」
「咲良?」
最後に由梨が、
「そんなのって・・・」
拳を震わせながら言う。
「由梨まで・・・私、みんなのこと信
「「「もっちろん!オーケーです!」」」
『はい!これからよろしくお願いします!』
「うわーん!裏切り者ー!!!」
私達がグッ、と親指を突き出しながら言うと、
菜音が泣いた。
それに対し花菜が、心外だという顔をして、
「そもそもオーケーする気だったし」
「もーいやぁぁぁぁ!!!!」
喫茶店に菜音の絶叫が響く。
花菜、今日は完全にSモードだね?まあいいけどさ。
あの日も、花菜はこんな感じだったなぁ。
花菜は、自分だけが助けてもらったと思っているけど、実際は違う。
私達は、間接的だろうが直接的だろうが、誰かを助け、助けられている。みんなは覚えていない、というか、知らないけどね。
でも、覚えていようがいまいが、私達の関係は変わらない。
そう。このまま。このままで、いいんだ。
フラワーズは今日も騒がしい。
「ところでさぁ。由梨の悩みはどこに行ったの?」
『あ』
いかがでしたでしょうか?
今まで(と言っても、3話だけですが)に比べると、かなり長くなっているかと思います。
今回はかなりギャグにしたつもりです。
好評、批評等のコメントお待ちしております。