フラワーズの勉強会?
今回は本編?です。
「さて、今日は重要な話があります!」
菜音羽がパフェを食べる手を休め、真剣な顔を
する。
私達がつられてシリアスな雰囲気になると、
菜音羽は満を持して・・・言った。
「勉強を教「あ、カフェオレくださーい」えぇ!」
「急に真剣になるから、何かと思いました。
私もおかわり下さい」
ココアを頼みながら由梨が言った。全くよね。
「まあ、菜音の話なんてそんなもんだし」
咲良は予想してたみたいだ。むぅ。
「みんな酷い!?私にとっては重要なの!」
ずっと前から思ってたけど・・・
「菜音羽ってさぁ。外見と中身が違い過ぎない?」
「え!?」
「菜音、見た目は大人頭脳は子供だもんね〜」
「えぇ!?」
「詐欺ですよ詐欺。初めて会った時の感動を返して下さい」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
へんじが ない ただの なのは の ようだ
「あはは・・・。ちょろ〜っと弄り過ぎたかな?」
「メンタル弱くないですか?」
「こらこら。追い討ちかけないの。で?ほら、教えてあげるから分かんないとこ見せて」
その瞬間、菜音羽が飛び起きる。
「えっとねぇ・・・。全部!」
『おいこら』
まったくもう、と思いつつ教科書を広げる私は、
やっぱ菜音羽に甘いんだろうな。
「花菜さんって、面倒見がいいですよね。
菜音さん、ここはこれを動かすんですよ」
「そう?あ、そこ違う」
「そこも花菜の良いところだよ。菜音菜音。
そこはこの公式使うの」
「全ッ然分かんない〜!助けて花菜えもーん!」
「今助けてるでしょ」
ふざけたり、頼られたり、じゃれあったり。
私は、みんなと居ることが、みんなといるこの時間が。
───大好き、なんだろうな。
『こ〜らこらこら?何イイとこだけ持っていってるのかな?』
「あ、バレた?」
『当たり前だ!』
・・・本当にそう思っているのは私だけの秘密。
あの日、助けてくれた時から。
フラワーズは今日も、ちょっぴりとだけ騒がしい。
どうでしたでしょうか?
若干短め?になっています。
好評、批評等のコメントお待ちしております。