フラワーズの自己紹介
はじめまして、上裂麻織と言います。
初投稿です。
「おーい!こっちこっち!」
「あ、いたいた」
私は友達を見つけて安堵する。
「遅いですよ〜」
「ごめんごめん。先生達に捕まっちゃって」
「さっすが優等生。先生にも頼られるとは」
「そんなんじゃないって」
もう、何度このやりとりをしたか覚えていない。
「優等生だと思うわよ?あ、注文お願いしまーす。
チョコレートパフェで。由梨は?」
「私はココアでお願いします。花菜さんはどうします?」
「カフェオレで。咲良は何飲む?」
「ん~。どーしよっかな〜。いいや、花菜と同じで」
「しっかし菜音羽。本当にチョコレートパフェ好きよね」
それでどうやってその体型を維持しているのか。
永遠の謎だわ。
「菜音さんの体は、パフェで出来ていますね!」
「そんなこと・・・」
「いやぁ。案外あり得るかもよ?」
わいわいと、楽しげな声が響く。
ここはとある喫茶店。
私達は、いつもここで他愛のない話をしている。
私の名前は蒼井花菜。高校一年生。
みんなからは優等生とか呼ばれているけど、
そんなことは無い。
隣に座るのは、お調子者の野々咲良。
結構頭が切れるんだよ?
前に座って幸せそうにパフェを食べる、藤井菜音羽。
大人みたいな雰囲気を纏っているけど、天然で、子供みたいなの。
その隣に座って苦笑いを浮かべている、大山由梨。
おとなしい、深窓の令嬢・・・みたいだったんだけどね?
実は大胆でかなりの毒舌家。ビックリよね。
ここの店員さんや、他のお客さんたちは、私達の名前からこんな呼び方してくるの。
『フラワーズ』って───
どうでしたでしょうか?
まあ、まだ自己紹介?の部分なのですが。
好評、批評等のコメントお待ちしております。