番外編→勇乃情報
「そう言えば、疑問に思ったんですけど・・」
「なぁに勇ちゃん?私のスリーサイズなら教えたでしょう?」
「違いますよ!!それにそんな事聞いてもいなければ知ってもいないですよ!!」
突然何を言い出すかと思えば・・・
「俺が思ったのは、俺が妹ちゃん達にろくな自己紹介もしてなかったはずなのに、妹ちゃん達は俺の事前から知っていたみたいな素振りだったので・・・」
「あぁその事ね。簡単よ、ねぇ文香?」
「えぇ。そうよ」
やはりこの二人はなにか知っているらしい
「私が勇ちゃんの私生活をカメラに収めて、それを前もって美宇宙ちゃんや妹ちゃん達に手渡していたのよ❤」
「そういうことなの~❤」
あぁ~なるほど~・・・
「じゃないっ!!何やってんですか!?ていうかいつの間に!!」
「苦労したわ。バレない様に勇ちゃんの部屋にカメラを持って行ったり、お着替えやお風呂や・・・キャッ❤これ以上は言えないわ❤」
「よく頑張ったわよ文香」
「ちょっとちょっと!!?何処までカメラに収めてるんですか!??美宇宙さんも頑張ったわじゃなくて!!そのカメラどこです、データ消してくださいよ!!」
そんなデータあってはならない!!抹消しないと!!
「え~あんなに頑張ったのに・・・」
「そうよ勇乃君、大目に見てあげて」
「大目に見た引き換えに俺のプライバシー垂れ流しじゃないですか!!?」
・・・・・。
「いやなんで黙るんですか!」
「けど勇ちゃん、そのデータはもう妹ちゃん達にそれぞれ渡しちゃったのよ?」
「ちなみに私もしっかり持っているわ❤」
「みんな~!!ちょっとお願いがあるんだけど~!!!」
そのデータを手渡してくれた人は一人も居なかった・・・。