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大豪邸の案内→どっちのベッド?→鑑賞会

二人の女の子が一人の青年を引っ張って部屋に入れようとしている。

何ておかしな光景だろう・・・。俺が一番そう思うわ・・。


「にーちゃん早く~~!!」

「にーさーん」

「いやあの、ちょっと待って二人共!?ねぇ!?」


部屋案内の最終ゴールが此処かい!?


「でもほら!あったばっかりでいきなり女の子の部屋に入るのはどうかと」

「部屋の持ち主が良いって言ってるんだよ!」

「そう。だからにーさん、観念」


正論ぶつけられた!?小学生に!?

(俺がおかしいのかっ!?普通って入っていいもんなの?)

死闘の末・・・・・、


「ほらにーちゃん!白愛のベッドフカフカでしょ!」

「黒衣のベッドも負けてない」


(最近の小学生は・・・進化してるんだね。後そのベッド多分一緒だと思うよ。言わないけど)

結局部屋に入れられベッドの感想を求められる。

日本語がおかしくなっか気がする・・・。


「所でにーさんはどっちのベッドで寝る?」

「白愛だよね!」

「はい?」


何ですって?俺は耳までやられたのかい?


「ほらにーちゃんがはいって!白愛のベッドが良いんだよ」

「にーさん、もっと良く考えるべき」

「いや今のはいはそう言うはいじゃないよ!?」


あぶないっ!?考え事なんてしてたら話が進められてしまうぞ!!


「あのね二人共・・・」

「じゃあ交互にしようか!」

「それが妥当」

「きーておくれよー」


それだけは阻止しないとヤバい


「あのね、俺には自分の部屋があるからここでは寝ないよ?」

「その部屋出入り禁止ね!」

「なんでだよっ!?」

「じゃあその部屋で一緒に寝よう」


会話の一方通行ってこういう事か~・・・。


「い、いや、俺達年の離れた兄妹だし、一人で眠れるようにしないと」

「にーちゃんが一緒じゃないと眠れないよ~!睡眠不足で不健康になっても良いの!?」

「黒衣、安眠したい」


じゃあ今までは不健康体だったんですか?うん?


「なんでそんなに一緒に寝たいの?」


何かこの会話変な意味に聞こえそうでヤダな・・・


「もう~にーちゃん///そんな事言わせるなんて」

「にーさん鬼畜///」

「何が!?ちょっとやめてよ!?誤解されるでしょ!?」


俺捕まるのヤダよっ!?


「そんなの決まってるよ!」

「答えは一つ」

「「にーちゃん(さん)」が大好きだから!///」」

「・・・・・」


あれ?俺は~いつの間に天国へ足を運んでいたんですか?神様・・・


「にーちゃん?」

「どうかした?」


(はっ!現世かここは!?あぶない!)


「ごご、ごめん!何でもないよ!」

「そっか!じゃあ一緒に寝よ!」

「ほらにーさん、準備万全」


(現世って厳しいんだね)


「いや~、気持ちは嬉しいけど一緒には・・・」

「も~うにーちゃんってば・・・、じゃあお母さんに聞いてみよう!いいでしょお母さん!」

「良い?お母さん」

「へっ?」


二人の目線の先、振り向くと部屋のドアの前に・・・


「もっちろんよ~❤じゃあお母さん邪魔にならない様にリビングにいるわね~❤」


ビデオカメラ片手にすんごい満面の笑みの美宇宙さんが立ってた。


「ちょっっっ!!!美宇宙さん!?!?いつから!って言うか何撮ってるんですか!!?待って美宇宙さん!!ねぇぇぇっ!?」

「文香~、みんな~、すごいのが撮れたわよ~❤みんなで鑑賞会しましょ~❤」

「あぁぁぁぁぁ!!!やめて~~~~~!!!!!」


後を追おうとしたが、白愛ちゃんと黒衣ちゃんにベッドで抱きつかれ身動きが取れず、鑑賞会が始まりました・・・・・。


その後荷物が届くまで、ベッドから出してもらえることは無かった・・・。





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