初恋
私は昔から、重い病気で、学校にあまり通えなかった。
先生は、クラスのみんなには、体が弱いからと伝えていた。
最初はみんな心配してくれていたけど、学年が上がるごとに心配されなくなって行った。
でも、そんな中、良く私の家に篤君が来てくれた。
篤君はいつも私に学校のことや、面白い話をしてくれた。
私はただ、楽しかった。小学5年になった時、私は、篤君が好きだと気づいた。
でも、私の命はそう長くない。
お医者さんは大丈夫と言うけれど、そう長くは持たないと思う。
詳しいことはわからない、でも私は篤君と一緒にいたい。
月日が経って私は篤君と同じ中学校に進学した。
病状も少し安定していて、普通に学校に通えることになった。
篤君に毎日会える。それだけで、私は幸せな気持ちになった。
でも、篤君とは中学校に入って以来話す機会が減ってしまった。
朝のおはようと帰りのさよならだけの関係だった私を友達の関係まで美春ちゃんが戻してくれた。
美春ちゃんは私の病気を知っている。
私のことを唯一理解してくれていると思う。
ある夏の日、美春ちゃんが健司君達とマックで勉強しようと言い出した。
健司君が行くことになったが、私は断ろうとした。
すると健司君が篤君を誘うと言い出した。
私は胸が苦しくなり、言い出せなかった。
「篤を誘ってくるね!」と健司君は走って行ってしまった。
数分して健司君は戻って来て、篤は雪村さんが直接誘って見てくれない?
と言い出した。
すると、美春も賛同らしく、私に勧めて来た。
「で、でも、篤君は健司君が誘えば....」
と口にした時、健司君は木下君を誘いに行ってしまった。
勇気を出して、篤君にメールをして見た。
すると、返信がすぐに来た。
大丈夫だということで、私は少し嬉しくなってしまった。




